欧州市場での販売も開始、その先進性に注目が集まる
図抜けた航続距離や運動性能だけでなく、007には最新かつ最高峰のテクノロジーが搭載されている。車体はオールアルミ製で、さらにリアアンダーフロアは7200トン級のギガキャストマシンによって生産される。
![画像: 15.05インチの巨大なディスプレイ。プロセッサにはクアルコム製スナップドラゴン8295チップを採用し精度・彩度とも飛躍的に向上。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783662/rc/2023/12/25/15faa7c362ba3a4e2e50ebcf8045b065faead151_xlarge.jpg)
15.05インチの巨大なディスプレイ。プロセッサにはクアルコム製スナップドラゴン8295チップを採用し精度・彩度とも飛躍的に向上。
さらに運転支援システムも最高レベル。LiDAR×1、高精度カメラ×12、ミリ波レーダー5台によるADASは最新のNVIDIA DRIVE Orin SoC×2によってコントロールされ、OTAによる冗長性を備えた高度なスマートアシスト機能を実現する。
未来的なエクステリアは、ベントレーから移籍してきたステファン・シーラフ氏のチームが手掛けている。ヘッドライトとDRLは細身でコンパクトにまとめられているが、それよりも目立つのが“オールインスマートライトカーテン”と呼ばれるライトスクリーン。1711個のLEDを組み込んだディスプレイの一種で、他車や歩行者とのインタラクティブなコミュニケーションを目指し、グラフィックだけでなく文字の表示も可能だという。
![画像: ボンネット下端左右に広がる“オールインスマートライトカーテン”は一見するとヘッドランプのように見える。ここにさまざまなメッセージやグラフィックが映し出される。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783662/rc/2023/12/25/c32f42f81842a98205a5637823740667da35e0c2_xlarge.jpg)
ボンネット下端左右に広がる“オールインスマートライトカーテン”は一見するとヘッドランプのように見える。ここにさまざまなメッセージやグラフィックが映し出される。
ジーカーは欧州市場(スウェーデン、オランダ)での販売も開始しており、2024年からはドイツやフランスでも発売を開始する計画があるという。中国車の進出には欧州各国が警戒感を露わにしている昨今だが、その先進性は想像以上だ。また北米では乗用車の販売計画はまだないようだが、すでに自動運転配車サービス「Waymo One」と新型ロボタクシーの開発で協業を開始している。