ある一人の双子ママの想いから生まれた「ふたごじてんしゃ」
「ふたごじてんしゃ」は、日本初で唯一のBAA(自転車安全基準)の認定を受けた、未就学の双子や年子の幼児2人を乗せられる幼児2人同乗用三輪自転車だ。もともと自身も双子の子育てをしていた中原美智子さんが2011年に個人活動として始めた”ふたごじてんしゃ”構想に、自転車用チャイルドシートメーカーのOGK技研が商品化を引き受ける形で製品開発がスタートした。
827人の双子ママ・パパの要望を取り入れて丁寧に開発を進めたことで、2018年の発売以来、多くの双子家庭で利用される人気モデルとなっている。
この「ふたごじてんしゃ」自体はノンアシスト仕様だったが、発売時より電動アシスト機能への要望も数多く寄せられていたそうで、そうしたユーザー側からの要望に応えて誕生したのが今回発売が開始される「ふたごじてんしゃアシスト」というわけである。
普通の電動アシストより緩やかな独自の制御プログラムを搭載
「低速・停止」を得意とする「ふたごじてんしゃ」に合わせて、一般的な電動自転車よりも緩やかなアシストを独自開発した。そして約5年半をかけ高い安全性と操作性を実現した「ふたごじてんしゃアシスト」が完成した。
一般的な電動アシスト自転車は、日本の規格ギリギリの24km/hまでモーターアシストが効く仕様になっているが、ふたごじてんしゃアシストでは14km/hまでしかアシストされない。そのため子供を乗せている時に速度が出すぎてしまうこともないというわけだ。
主な特徴
・1歳から小学校始期に達するまでの子どもを2人一緒に乗せられる。
・「自転車及び歩行者専用」標識のある道路を走行できる普通自転車。
・低速走行で高い安定性を発揮。
・スイング(カーブ時に車体が傾き通常の自転車の乗り心地に近づきます)による安定した乗り心地の実現。
・子どもが乗らなくなったら後ろ用バスケットの取り付けにより、通常の3輪自転車化が可能。