メルセデスベンツが2022年7月に発売したSUVタイプのEVが「EQB」だ。コンパクトSUVのEVである「EQA」の兄弟車というポジションであり、エンジン車のSUVである「GLA」と「GLB」の兄弟モデルと同様の関係とも言える。

コンパクトかつ、3列シート7人乗りの高い利便性

メルセデスベンツ EQBの特徴は、全長4685mmという日本のミッドサイズSUVなみの寸法でありながらも、3列シートの7人乗車モデルであるということだろう。

5名乗車の「EQA」に対して、「EQB」はホイールベースがちょうど100mm長く、これにより3列シートを実現しているわけだ。また、クルマ全体のフォルムも、「EQA」よりもスクエアになっているいて、このことでも広い室内空間を生み出している。

画像: 3列シートを持つことが大きな特長の「メルセデスベンツ EQB」。何かと利便性は高い。

3列シートを持つことが大きな特長の「メルセデスベンツ EQB」。何かと利便性は高い。

エクステリアデザインは「EQA」や上級の「EQC」と同様に、最新メルセデスベンツの「センシュアル ピュリティ(官能的純粋)」をベースにしており、曲面を多用した面構成が特徴となっている。

フロントまわりの顔つきもヘッドライト周囲や、グリルにブラックパネルを採用するなどして、「EQA」や「EQC」と同様のデザインテイストを演出している。モダンさ、先進性、それに引き締まったスポーティさが融合するスタイリングと言っていいだろう。

インテリアは最新メルセデスベンツの定番である、インフォテイメントシステムのMBUXを採用している。インパネデザインは「EQA」と相通じるものとなっている。

1モーターと2モーターの2種を設定

パワートレインは、1モーターの前輪駆動と2モーターの四輪駆動の2種が用意されている。1モーターモデルは、フロントモーターの出力が140kW。2モーターはフロント143kWにリア72kWといういスペックだ。

搭載するリチウムイオン電池はどちらも容量は66.5kWhということで、一充電当たりの走行距離は1モーターが520km(WLTCモード)に対して、2モーターは468km(WLTCモード)と短くなっている。

画像: インパネまわりのデザインは「EQA」と共通点が多い。

インパネまわりのデザインは「EQA」と共通点が多い。

車両価格は1モーターモデルの「EQB 250」が822万円なのに対して、2モーターの「EQB 350 4MATIC」は906万円となる。

コンパクトなサイズでありながら、3列7人乗りの広い室内を持つのが「メルセデスベンツ EQB」。その利便性の高さが最大の魅力で、いかにも日本マーケットで受け入れられそうなEVと言えるだろう。

【主要諸元 メルセデスベンツ EQB 250】
型式:ZAA-243601C 寸法:全長4685×全幅1835×全高1705mm ホイールベース:2830mm 車両重量:2100kg 乗車定員:7名 最小回転半径:5.5m 電力量消費率:147Wh/km(WLTCモード) 一充電走行距離:520km(WLTCモード) 電池総電力量:66.5kWh モーター最高出力:フロント140kW 最大トルク:フロント385Nm 駆動方式:前輪駆動 車両価格:822万円 CEV補助金:65万円

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