最新技術がてんこ盛り
今回、日本仕様について発表された「エレトレ」は、ロータスブランド初となる100%EV、かつ初のSUVモデルだ。従来のブリティッシュライトウェイトスポーツカーで知られてきたロータスブランドの枠から飛び出した、全く新しいモデルとして誕生した。「実用的で多目的、かつ広々としたファミリー向けのクルマ、そして最新のデジタル技術を満載したクルマを求める新世代のカスタマーを対象にしている」とのことだ。
エレトレの車名はロータスブランドの伝統に則り、「E」で始まり、東欧の言語で「Coming to Life(命を吹き込む)」を意味し、ロータスブランドのEV/SUV時代の始まりを示している。
エレトレ、エレトレ S、エレトレ R の3タイプが用意され、2種類のパワートレインから選択する仕様になっており、標準仕様には、アクティブエアサスペンション、連続減衰力制御、トルクベクタリング、ロータスインテリジェントダイナミックシャシーコントロール、ダイヤモンドターニング仕上げのシルバーの 22 インチ 10 スポーク鍛造ホイール、マトリクス LED ヘッドライト、アダプティブクルーズコントロール、ビジュアルパークアシスト、4 ゾーンエアコン、12 ウェイ電動調整フロントシート、ヘッドアップディスプレイ、ワイヤレス Apple Carplay と Android Auto、1,380W15 スピーカーKEFプレミアムオーディオシステムが含まれている。
この標準グレードの時点ですでに、伝統の "ピュアスポーツカー" 路線から離れ、安心/快適なドライブ体験を求めるファミリー層向けであることがおわかりいただけるだろう。
上位グレードの「エレトレ S」はさらにラグジュアリー要素を加えて、ソフトドアクローズ、プライバシーガラス、アクティブリアスポイラー、設定可能なアンビエント照明、イルミネーションサイドシル、エアクオリティシステム、2,160W 23 スピーカーKEF Reference Audio システム、22インチ10 スポーク鍛造ホイール(ダイヤモンドターンド仕上げのグレー)など、充実した装備内容を誇る。
最上位グレードの「エレトレ R」は、よりハイパワーなモーターが採用され、他グレード+225kW、+306psとなる675kW/918psのモーターを搭載する。また、内外装にも手が加えられており、ロータスダイナミックハンドリングパック(インテリジェントアクティブロールコントロールとアクティブリアステアリングで構成)、カーボンパック、ピレリ Pゼロパフォーマンスタイヤ、ホイールとロータスバッジのグロスブラック仕上げが採用されるほか、6つ目のドライブモードとなるトラックモードが追加されているので、走りを楽しむことができる仕様に仕上げられている。