日本メーカーでEV化の先陣を切ったのは日産と言っていいだろう。そして、その象徴ともいえるモデルが「リーフ」だ。2010年に初代がデビューして以来、13年ほど経過しているが、現在は第二世代となっている。その充実した内容を紹介しよう。

バッテリーは寸法を変えずに容量アップ

日産を代表するEVであり、国内EV市場のベストセラーモデルが「リーフ」だ。2010年12月に初代がデビュー、2017年に第二世代にフルモデルチェンジを実施。2020年にはグローバル累計販売台数50万台を突破している。過去10年以上にわたって、日本だけでなく、世界でのEV市場を開拓してきた。

2017年に登場した現行型の「リーフ」はバッテリー容量を40kWhとするスタンダードモデルと、60kWhを搭載する「e+」グレードがラインナップされる。

画像: 「リーフ AUTECH」。「NISMO」もラインナップしている。

「リーフ AUTECH」。「NISMO」もラインナップしている。

バッテリーパックの寸法は、初代モデルの24kWh/30kWhと変わらずに、電力容量だけをアップしている。また、スポーティグレードの「NISMO」と、カスタムグレードの「AUTECH」も用意されている。

ただし、駆動方式はすべて前輪駆動。モーター出力は、スタンダードの40kWhのバッテリー搭載車の場合で110kW(150ps)となるが、大容量の60kWhの「e+」では、160kW(218ps)と、モーターも高出力化されている。一充電走行距離は40kWhバッテリー搭載車で322km(WLTCモード)に対して、60kWhモデルは450km(WLTCモード)となる。

e-Pedalの採用で運転が楽々

バッテリーを先代と同じ寸法としつつも、配線の小型化やレイアウトの工夫などで、ラゲッジ容量は先代の370Lから435Lへ拡大している。また、ダッシュボードの高さを下げたことで、前方視界がより拡大している。

走行面の特徴は「e-Pedal」の存在だ。シフトノブの近くにある「e-Pedal」スイッチをONにすると、回生/油圧ブレーキの効きが強くなって、アクセルペダルだけの操作で、加速/減速/停止までがコントロール可能となる。クリープはなくなるものの、ペダルの踏み替え回数が激減するため、運転が楽になるのだ。

画像: 「リーフ AUTECH」のインテリア。ラグジュアリームードにあふれている。

「リーフ AUTECH」のインテリア。ラグジュアリームードにあふれている。

また、先進運転支援装備は、ACCにレーンキープを組み合わせるプロパイロットと、駐車操作をアシストするプロパイロットパーキングを備えている。

【日産リーフ e+ G 主要諸元】
型式:ZAA-ZE1 寸法:全長4480×全幅1790×全高1565mm ホイールベース:2700mm 車両重量:1680kg 乗車定員:5名 最小回転半径:5.4m 電力量消費率:161wh/km(WLTCモード) 一充電走行距離:450km(WLTCモード) 電池総電力量:60kWh モーター:最高出力160kW(218ps)/4600〜5800rpm 最大トルク:340Nm/500〜4000rpm 駆動方式:前輪駆動 車両価格:583万4400円 CEV補助金:85万円

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