アンドロイドオート(Android Auto)とはこのところよく耳にするが、いったい何なのか。ひとことで言ってしまうと「スマホのアンドロイドに対応するカーナビアプリ」ということになる。では実際にどのように使うのか。どんな機能があるのかをわかりやすく解説しよう。

一方でルート案内のわかりやすさは、定評通りYahoo!カーナビに軍配が上がる。交差点名での案内や地図上のアイコンの表示など。どの部分についても見やすく、状況が把握しやすい。交通情報の表示も比較的正確で、Googleマップは一般道だと情報がかなり怪しい。加えて、Googleマップのすれ違いが難しい道路を案内する傾向は相変わらずで、その点でもYahoo!カーナビは安心して案内が受けられる。

アプリでカーナビを使うことのメリットは、道路や施設などの地図データが常に新しい状態で使えるということだ。これはGoogleマップでもYahoo!カーナビでも、スマホで使うカーナビアプリは基本的にこの方式を採用する。一方の車載カーナビは、最近でこそ地図データが自動更新される機種が増えているが、大半は今もなお更新データをPCでダウンロードして、その上でカーナビで展開する場合が少なくない。その点でもカーナビアプリは優位性を発揮できていると言えるだろう。

そうした意味においても、現在、ディスプレイオーディオ+アンドロイド端末+アンドロイドオートという組み合わせが何かと便利であるし、今後はさらに様々なサービスを受けられることになるのは間違いない。うまく使いこなして、充実したモビリティライフを送りたいものだ。

●著者プロフィール
会田 肇(あいだ はじめ)1956年、茨城県生まれ。大学卒業後、自動車雑誌編集者を経てフリーとなる。自動車系メディアからモノ系メディアを中心にカーナビやドライブレコーダーなどを取材・執筆する一方で、先進運転支援システム(ADAS)などITS関連にも積極的に取材活動を展開。モーターショーやITS世界会議などイベント取材では海外にまで足を伸ばす。日本自動車ジャーナリスト協会会員。デジタルカメラグランプリ審査員。

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