2021年9月にドイツ・ミュンヘンで開催された「IAAモビリティ 2021」に出展され、話題となったBMWの「コンセプトCE 02」が、ついに市販されることになった(日本導入は未定)。若者へのアピール製品と、BMWはこのCE 02を紹介しているのだが、はたして「Z世代」と呼ばれる彼らに受け入れられるのだろうか?

CE 02は電動スクーターにあらず・・・? BMWが提唱する新ジャンル?

CE 02は約2年前にデビューしたCE 04に続く、"CE"の名を冠したBMW製品だ。CEは電動コミューターを意味する略語だが、電動スクーターであるCE 04に対してCE 02は、電動バイクでも電動スクーターでもない・・・とBMWはプレスリリース内で説明している。

CE 02は「eParkourer」(eパークラー)であると、BMWは定義している。都市環境をシームレスに自由に走れる乗り物・・・とでも解釈するべきか? 試作車のコンセプトCE 02は、フートレスト代わりに車体下部に積載したスケートボードを、足の置き場に使うというデザインが話題を呼んだ。バイクやスクーターの仲間・・・電動2輪車ではあるが、若者に人気があるBMXやスケートボード、そして都市の建築物などを障害として遊ぶパルクールなどのカルチャーとも親和性があるのが、新ジャンル「eParkourer」のCE 02・・・という「ニュアンス」なのだろう。

画像: CE 02はEUのA1ライセンスで運転できる11kW電動モーター仕様のほか、最高速45km/hに制限されたAMライセンス用の4kW仕様も用意されている。シート高は750mm。このクラスの定石どおり? ABSは前輪側のブレーキのみ採用。片持ちスイングアーム、ベルトドライブ機構などの装備は、コンセプトCE 02時代から変更ない。 www.bmw-motorrad.com

CE 02はEUのA1ライセンスで運転できる11kW電動モーター仕様のほか、最高速45km/hに制限されたAMライセンス用の4kW仕様も用意されている。シート高は750mm。このクラスの定石どおり? ABSは前輪側のブレーキのみ採用。片持ちスイングアーム、ベルトドライブ機構などの装備は、コンセプトCE 02時代から変更ない。

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画像: ゴールド仕上げのフロントフォーク、トリ(3色)カラーのシートが外観上の特徴である「ハイライン」オプション仕様のCE 02。スタンダード版は都市交通のクルージングに適した「フロー」と、よりパンチのある走りを楽しめる「サーフ」という2種のライディングモード切り替えが可能だが、ハイラインはさらに「フラッシュ」という、より力強い走りのモードが与えられている。 www.bmw-motorrad.com

ゴールド仕上げのフロントフォーク、トリ(3色)カラーのシートが外観上の特徴である「ハイライン」オプション仕様のCE 02。スタンダード版は都市交通のクルージングに適した「フロー」と、よりパンチのある走りを楽しめる「サーフ」という2種のライディングモード切り替えが可能だが、ハイラインはさらに「フラッシュ」という、より力強い走りのモードが与えられている。

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画像: 11kW(15hp)版と、4kW(5hp)版の比較。航続距離と最高速度は、いずれも4kW版は11kW版の約半分となっている。重量の差は、おそらくバッテリーサイズの違いによるものだろう。 www.bmw-motorrad.com

11kW(15hp)版と、4kW(5hp)版の比較。航続距離と最高速度は、いずれも4kW版は11kW版の約半分となっている。重量の差は、おそらくバッテリーサイズの違いによるものだろう。

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