ホンダの新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」から生まれたベンチャー企業である「株式会社 ストリーモ」が、今月施行の改正道路交通法に対応した特定小型原動機付自転車仕様の「ストリーモS01JT」を6月28日に発表した。独自の「バランスアシストシステム」により、停止時にも自立する機能を有するストリーモだが、この機能はどのような仕組みで実現できたのだろうか? 最新の「ストリーモS01JT」の細部を観察し、考察してみた。

新型の価格は30万円より。抽選販売方式で2023年9月以降順次デリバリー

ホンダの新事業創出プログラムである「IGNITION」は2017年にスタート。従業員の持つ独創的な技術・アイデア・デザインを形にし、社会課題の解決と新しい価値の創造につなげることがその目的だ。IGINITION発のベンチャー企業としては2社目となるストリーモは、2020年6月より限定モデル(税込26万円)の抽選販売申し込み受付を開始。その後の48時間で予定販売数の4倍にあたる、1200件の申し込みが殺到するほどの注目を集めた。

ホンダ発のベンチャーというブランドイメージの高さ、そして2輪の電動キックボードよりも安定性に勝るフロント1輪リア2輪の3輪構成、そしてステップ(フロア)部から足をおろして地面に着けなくても、停車時にしっかり自立するという便利なメカニズム・・・などなど、衆目を集めるのに十分な理由や特色がストリーモにはあった。

賛否両論・・・おおむね「否」の声の方が多く耳にする、7月施行の改正道路交通法でスタートした電動キックボードなどの特定小型原付(正式には特定小型原動機付自転車)の制度だが、ストリーモも同制度に適応して特定小型原付仕様「ストリーモS01JT」を6月28日に発表。そして7月5日から7月19日の間、抽選販売の受付を行うことを公表している。

受付期間:7月5日(水)10:00-7月19日(水)23:59
対象:国内一般消費者さま向け(個人利用に限ります)
抽選結果:7月26日(水)にご登録いただいたメールアドレスにご案内予定しております。
申し込み方法:以下、当社の抽選販売特設ページより概要、注意事項をお読みになり、お申し込みをお願いいたします
抽選販売特設ページ:https://striemo.com/apply
製品発送:本抽選販売に当選された方への製品発送は2023年9月を予定しております。

画像: 「ストリーモS01JT」は、特定小型原付の保安基準適合性などを確認する「特定小型原動機付自転車の性能等確認制度」を、認定機関である公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)により受けている。 striemo.com

「ストリーモS01JT」は、特定小型原付の保安基準適合性などを確認する「特定小型原動機付自転車の性能等確認制度」を、認定機関である公益財団法人日本自動車輸送技術協会(JATA)により受けている。

striemo.com

今回の抽選台数は特定小型原付仕様の「ストリーモ S01JT」が250台(税込30万円、バックミラー込みは税込30万5000円)、運転に免許が必要な原付一種仕様の「ストリーモ S01JG」が50台(税込30万5000円)となっている。なお原付一種仕様をラインアップに残したのは、未だ原付一種仕様の需要もあるという判断からとのことだ。

抽選販売申し込み時にはクレジットカード登録が必要であり、7月26日(水)には当選結果の連絡が届く方式になっている(当選時のクレジットカード決済完了で、売買契約が成立)。8月末日までに製品発送についての案内がメールで送られ、そのメールに記された送料を入金期限までに支払ったことが確認され次第、直ちに製品を発送するという流れだ。

画像: striemo.com
striemo.com

This article is a sponsored article by
''.