日産、三菱、テスラが最大額の10万円
東京都によるZEV補助金の対象は東京都内に住所を有する個人(住民票もしくは印鑑証明書が東京都内であること)、または、都内に事務所・事業所を有する法人等。令和5年度は、下記の条件に該当する自動車メーカーのZEV乗用車を購入する際(新規登録日が令和5年4月1日以降)に、補助額が上乗せされることになった。
<条件>
令和4年に都内でZEV乗用車の新車を20台以上、非ガソリン乗用車(ZEV乗用車と2020年度燃費基準を20%向上達成車以上のハイブリッド乗用車)の新車を300台以上販売し、下記のいずれかの条件を満たしたメーカー。
1. ZEV乗用車で一定の販売実績があること
2. 非ガソリン乗用車で一定の販売実績があること。
3. 最も多くの台数のZEV乗用車を販売。
4. 対前年比2倍以上の台数のZEV乗用車を販売。
<補助金額>
上記1〜4.の1項目につき5万円、最大10万円
この条件をもとにした令和5年度交付対象となるメーカー/ブランドおよび加算額は以下のとおり。
■トヨタ/レクサス→5万円
■日産→10万円
■BMW/MINI→5万円
■ボルボ→5万円
■ホンダ→5万円
■マツダ→5万円
■三菱→10万円
■プジョー/シトロエン/DS/ジープ/フィアット/アバルト/アルファロメオ→5万円
■テスラ→10万円
最大額の10万円の上乗せ補助金があるのは、日産、三菱、テスラの3メーカーが生産するEV、PHEVだ。
日産車では「アリア」、「リーフ」、「サクラ」の3車種が認定を受けた。個人の場合、それぞれ合計55万円(給電機能有の基本補助金45万円+上乗せ補助金10万円)がベースとなり、さらに再生可能エネルギー電力を導入すれば上乗せ補助金(「再エネ100%電力契約→+15万円」または「太陽光発電設備設置→+30万円」)も交付される。
つまり最大85万円の補助金を受けられることになる。これに国が実施するCEV補助金や東京都内の一部自治体による独自のEV購入補助金も加わるのだから、上記の3台から購入を考えているのなら、いままさに買い時と言えるだろう。
思わず都内に引っ越ししたくなる(?)ほど充実した東京都のZEV補助金。2030年までに都内で新車販売される乗用車を100%非ガソリン化するという目標の実現に向けて邁進しているようだ。