高速道路で自動運転トラックの走行実証に成功
ロボトラックは、物流事業者向けに大型トラック用の自動運転システムを開発・提供する企業で、これまで経済産業省や国土交通省が主導する自動運転関連事業に参加し、公道での走行実績を積み重ねてきた。
そんな同社は今回、自動運転レベル4システムの社会実装に向けた重要なステップとして、高速道路上で遭遇する多様な走行シナリオに対する自動運転技術の対応力を検証。神奈川県厚木南ICから愛知県豊田JCTまでの約260kmにわたる高速道路区間で、ドライバーによる運転操作介入なしでの走行に成功したという。

本線合流や車線維持、車間距離の調整などの複数の走行シチュエーションをクリアしている。
本線での安定走行、ETC料金所通過後の本線合流、車線維持、車間距離の調整、低速車両の追い越し、ジャンクションでの分岐やルート選択、割り込み車両への対応など、長距離の継続的な自動運転で求められる複数の走行シナリオに対して、自動運転システムは意図した通りに作動し、安定走行できることを確認したようだ。
なお、同実証においては、経済産業省や国土交通省の関係者、さらに投資家を対象とした視察会も行われた。参加者からは、自動運転トラックの安全でスムーズな走行に対して高く評価する声が上がるとともに、今後の技術的および事業的課題について活発な意見交換が行われた。

視察会においてロボトラックの自動運転技術について説明する様子。
日本政府は、2030年度までに自動運転トラック1000台の導入を目指す総合物流施策大綱を策定。モジュールAIやE2E AI技術を活用した自動運転車両の量産化を進める方針を示している。
ロボトラックは、この政府方針に基づき、モジュール型AIベースの技術やフィジカルAI技術を活用し、安全性を最優先にしつつ開発速度と実用性を高レベルで両立する自動運転レベル4システムの構築を進めていく。また、高速道路での幹線輸送から物流施設に接続する一般道、さらには物流施設内までを一体的にカバーする国産自動運転レベル4システムの実装を目指す方針だ。
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