タイで運航ルートの検証を開始
スカイドライブは、2018年に設立された空飛ぶクルマメーカーだ。累計300回の試験飛行を無事故で完了させてきた高い技術力を持ち、グローバルでのオーダー数427機を達成するなど世界から注目を集めている。
タイにおいては、2024年にスカイドライブ、サハ・パタナ・インター・ホールディング、サハ東急の3社間で事業検討に関する覚書を締結し、空飛ぶクルマ事業展開の可能性について検討を重ねてきた。
今回は、この提携にタイの地域航空会社バンコク・エアウェイズが加わり、タイ国内における具体的な航路の検証・選定を開始することになった。航路は、シラチャ、バンコク、サムイ島の3カ所を想定し、移動の利便性向上と都市渋滞の回避、および遊覧飛行をはじめとする観光需要の開拓を目指すという。
シラチャエリア:サハ東急が快適な住環境創造を進める、日本人駐在員ファミリー向けの居住・生活エリア「J-Park/HarmoniQ」を起点とし、シーチャン島(Koh Sichang)やラン島(Goh Lan)、パタヤ(Pattaya)といった周辺離島や主要観光地を結ぶルートを検証する。
バンコクエリア: 中長期的なステップとして、バンコク市街地の中心部や「Kings Square Residence」などの主要都市拠点、およびスワンナプーム国際空港を結ぶエアタクシーの導入を視野に入れる。慢性的な交通渋滞を回避する迅速かつ快適な日常インフラとして、エリアの価値最大化を目指す。
サムイ島エリア:世界中から観光客が訪れるサムイ島において、その豊かな自然と美しい海の景観を活かした「遊覧飛行」の事業化を検討。また、空港や各リゾートエリア間の快適かつ迅速な移動インフラとしての検証も進め、渋滞や船の移動時間に縛られない、次世代のリゾート・モビリティ体験を提供する。

シラチャエリアにおける航路イメージ。
また、タイ国内での商用化や機体販売を見据えて、既存インフラや現地パートナーと連携した事業化支援体制についても検討していく。まずは購入検討者向けの機体展示や体験機会の提供、将来的には販売・保管・整備・訓練などサポート体制も視野に入れているようだ。
スカイドライブは、この社会実装モデルについて、日本・オーストラリア・ベトナムといった他の地域にも拡大したグローバル事業にしたいという目論見がある。タイでの事業化が成功するかどうか、世界から注目されている。
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