2026年7月8日、滋賀県東近江市とブリヂストンは、グリーンスローモビリティの自動運転サービス「奥永源寺けい流カー」において、ブリヂストンの次世代タイヤ「AirFree(エアフリー)」を利用開始した。これまで、エアフリーは公道走行実証が行われてきたが、今回から本格的に社会実装のフェーズに移行した形だ。
パンクしないエアレスタイヤ「エアフリー」がついに実用化
ブリヂストンの「エアフリー」は、空気の代わりにリサイクル可能なスポーク形状の熱可塑性樹脂で荷重を支えるエアレスタイヤ。パンクの心配がなく、資源生産性の向上とメンテナンスの効率化を実現しているほか、青色のスポークにより薄暗い時間帯における視認性が高められている点も特長である。

エアフリーは、パンクせず被視認性に優れたエアレスタイヤだ。
そんなエアフリーのミッションは「地域社会のモビリティを支える」こと。高齢化や過疎化、労働力不足といった地域交通課題の解決策として注目されているグリーンスローモビリティへの導入は親和性が高く、これまでブリヂストンは全国各地の自治体と連携し、グリーンスローモビリティに「エアフリー」を装着した実証実験を期間限定で実施してきた。
一方、東近江市の奥永源寺地区では、高齢化率が60%を超え、移動手段の確保が課題となっている。そこで、タイヤの空気圧管理が不要でパンクもしない「エアフリー」を自動運転のグリーンスローモビリティサービス「奥永源寺けい流カー」で利用することにより、運行の安定化、メンテナンス効率の向上、そしてサステナビリティの実現に貢献することが期待されている。

「エアフリー」が装着された「奥永源寺けい流カー」。
今回の導入は、期間限定の実証実験から定常運行サービスに採用される社会実装段階へと進展した重要な節目である。エアレスタイヤが普及するきっかけとなるのか、今後の展開にも注目が集まっている。
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