2026年7月2日、スカイドライブは、開発中の空飛ぶクルマ「SD-05型」において、累計300フライトを無事故のまま完了したと発表した。同社は、2028年の商用化を目指し、型式証明取得や量産機製造に向けた開発を推進している。

大阪万博や都内でのデモフライトなど飛行実績を重ねる

スカイドライブは、「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」というミッションのもと、日常の移動に空を活用する未来の実現に向けてマルチローター型の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」の開発を進めている。

そのなかで、愛知県豊田市および山口きらら博記念公園内の飛行試験場における基礎試験のほか、他社が整備したバーティポートを活用した飛行や、住民が見守る社会環境でのデモフライトも行ってきた。たとえば、2025年に大阪・関西万博会場や大阪港バーティポート(バーティポート:空飛ぶクルマ専用の離着陸場)、2026年には東京都内において、これまでに合計48回の外部デモフライトを実施している。

画像: 2025年大阪・関西万博において、デモフライトを実施した。

2025年大阪・関西万博において、デモフライトを実施した。

2024年11月の初飛行から現在まで約1年半の間に、累計300フライトを事故なく完了し、定時運航を想定した運航データの蓄積に成功したという。

現在、空飛ぶクルマの開発競争は「機体を浮上させるデモ段階」を終えて、商用運航を見据えた実装検証や認証取得に向けた高精度なデータ蓄積のフェーズに移行している。今回の300フライトを通じて蓄積した実機データと運航データは、型式証明取得に向けた認証試験および商用化に向けた機体開発を進める上で重要な基盤となるだろう。

画像: 山口きらら公園内において、機体の移動を行う様子。

山口きらら公園内において、機体の移動を行う様子。

同社は今後も安全を最優先に開発を推進し、2028年の商用運航開始という目標実現に向けて取り組みを加速させていく方針だ。


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