2026年5月29日、ブレイズは、三輪電動バイク「EVデリバリー」のマイナーチェンジを実施し、安全性・安定性・操作性を向上させたと発表した。全長の延長による積載時の安定性強化やウインカー音の追加による安全性向上などが主な改良点だ。

改良でさらに使いやすく、安全になった業務用バイク

「EVデリバリー」は、三輪の電動バイク。運転席と荷台が分かれるセパレートスイング機構、5カ所のサスペンションなどにより走行安定性に優れたデリバリーバイクとして航空自衛隊や豊洲市場内、豊橋農業協同組合、FC町田ゼルビアなど導入先が拡大しているようだ。

画像: 車体と荷台が分かれたセパレートスイング機構により、荷物積載時でも安定した走行が可能。

車体と荷台が分かれたセパレートスイング機構により、荷物積載時でも安定した走行が可能。

また、一充電走行距離は100kmで100Vの家庭用コンセントから充電できるほか、車検や車庫登録がいらないなど、ランニングコストが低いことも魅力のひとつである。原付一種区分のモデルとミニカー区分のモデルが選択可能で、ルーフレスタイプの車両価格が59万9500円、ルーフ装着タイプが64万6800円となっている。

今回のマイナーチェンジでは実際のユーザーからのフィードバックを基に、ラストワンマイル配送の現場で求められる「安全」「安定」「操作性」を向上させる改良が行われた。

車体セパレート部分を延長して全長を10cm拡張し、積載時の安定性が向上。重量物を運搬する際のふらつきを抑え、安定した走行性能を実現した。

画像: 車体セパレート部分を10cm延長し、積載時の安定性を強化 。

車体セパレート部分を10cm延長し、積載時の安定性を強化 。

続いて、ウインカーの消し忘れを防ぐ目的でウインカー音を新たに追加し、ヒューマンエラーを低減。さらに、ウインカースイッチの構造を変更し、操作性と耐久性を強化するとともに、ハザードスイッチの新設で業務利用の利便性が高められている。

画像: ウインカースイッチの操作性・耐久性向上(左)、ハザードスイッチ追加(右)

ウインカースイッチの操作性・耐久性向上(左)、ハザードスイッチ追加(右)

ちなみに、「EVデリバリー」はロボデックスとの共同プロジェクトとして、燃料電池システムを搭載したモデルの開発も進行中だ。水素タンクを利用した燃料電池システムにより、業務利用でのネックとなる「航続距離」や「充電の待ち時間は稼働できない」問題を解決することを目指している。

通常モデルでは実際のユーザーからの意見を反映したマイナーチェンジを実施し、EV特有の充電問題に対して燃料電池モデルの開発を進める企業姿勢は、モビリティメーカーとしての責任を果たそうという思いの現れと言えるかもしれない。

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