2025年11月24日、国内最大級のバイオマス専焼発電所「仙台港バイオマスパワー発電所」が商業運転を開始した。同発電所は、住友商事、東京ガス、北陸電力、住友商事東北の4社共同出資で運営され、木質バイオマスを燃料に使用し、東北地方に電力を供給する。
再生可能エネルギーによる安定的な電力供給を実現
仙台港バイオマスパワー発電所は住友商事、東京ガス、北陸電力、住友商事東北の4社が共同出資する仙台港バイオマスパワー合同会社が建設を進めてきたバイオマス専焼発電所。
国内最大級のバイオマス専焼発電所として、発電出力112MW、年間発電量は一般家庭約26万世帯分の年間消費電力量に相当する約80万MWhが見込まれているという。

一般家庭約26万世帯分の電力をまかなうことができる見込み。
発電用燃料には、森林の成長過程において発生する間伐材や製材くず、低級材を原料とした、森林認証取得済みの木質バイオマスを使用する。
同発電事業では、再生可能エネルギーの活用を通じて温室効果ガスの排出削減をはじめとした環境負荷の低減を目指すとともに、森林資源に配慮した持続可能な事業運営が行われることになる。
発電所概要
| 発電所名 | 仙台港バイオマスパワー発電所 |
| 事業者 | 仙台港バイオマスパワー合同会社 ※2021年1月設立 |
| 出資会社 | 住友商事:45% 東京ガス(100%子会社のプロミネットパワーを通じて出資):25% 北陸電力:25% 住友商事東北:5% |
| 所在地 | 宮城県仙台市宮城野区港四丁目10番16号 |
| 発電出力 | 112MW |
| 年間発電量 | 約80万MWh |
