2025年11月6日から2026年3月31日にかけて、JR東日本は顔認証改札機による「ウォークスルー改札」の実証実験を実施する。新潟駅〜長岡駅間の新幹線定期券(Suica FREXまたはSuica FREXパル)を所持するユーザーを対象に、モニター参加者を募集するという。

顔認証でウォークスルー改札を実現

JR東日本は、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に基づき、昨年12月に発表した「Suica Renaissance」の一環として「改札はタッチするという当たり前を超える」取り組みを進めている。その一環として、上越新幹線の新潟駅と長岡駅で顔認証改札機の実証実験を2025年11月6日から2026年3月31日まで実施するという。

顔認証改札機は、ウォークスルー改札を実現するための技術として検討されているもので、新潟駅では既設の新幹線改札機に顔認証改札機を上から被せて設置する増設タイプを、長岡駅では顔認証改札を新規導入する新設タイプとすることで、異なるコンセプトに基づいた顔認証改札機をテストするようだ。

画像: 新潟駅(左)ではNEC製、長岡駅(右)ではパナソニック コネクト製の顔認証改札機を設置。

新潟駅(左)ではNEC製、長岡駅(右)ではパナソニック コネクト製の顔認証改札機を設置。

顔認証改札では、従来の切符を投入する操作、またはICカードを取り出してリーダーにかざす操作が不要となり、歩いてそのまま通過できる「ウォークスルー改札」が実現することになる。

今回のモニター募集の対象者は、新潟駅・長岡駅間の「新幹線定期券(Suica FREXまたはSuica FREXパル)」を持つ中学生以上の利用者で、顔認証カメラの画角なども検証するため、車いす利用者は残念ながら応募対象外とされている。

画像: 顔認証改札により、ただ歩くだけで通過できる「ウォークスルー改札」が実現する。

顔認証改札により、ただ歩くだけで通過できる「ウォークスルー改札」が実現する。

モニターに応募すると、正式導入前の最新技術を一足先に体験できるだけでなく、協力報酬として3000円分のCoCoLoお買い物券もゲットできるので、興味がある人は長岡駅構内「Igottier(いごってぃあ) Nagaoka(ながおか)」(2階みどりの窓口隣接)にてモニター登録をしてみよう。

画像: モニター募集要項

モニター募集要項

なお、モニター登録時に提供する個人情報は、外部に接続しない専用ネットワーク上にて管理し、本実証実験以外の目的には使用されず、 顔認証用カメラにより取得した顔画像や特徴点データも、実証実験終了後に削除されるそうだ。

【顔認証改札実証実験概要】
実証期間:2025年11月6日(木)~2026年3月31日(火)
※除外期間:2025年12月25日(木)~2026年1月7日(火)
※除外期間中は通常の改札機を利用

【モニター募集概要】
(1) 募集期間および受付時間
 2025年10月6日(月)~2025年10月17日(金) 各日15時00分~20時30分
(2) 受付場所
 長岡駅構内「Igottier(いごってぃあ) Nagaoka(ながおか)」(2階みどりの窓口隣接)
 ※登録する新幹線定期券を持参
 ※未成年者は、保護者と同伴での手続きが必要
(3) 応募対象者
 新潟駅・長岡駅間の「新幹線定期券(Suica FREXまたはSuica FREXパル)」を持つ中学生以上の利用者
※顔認証カメラの画角なども検証するため、車いす利用者は応募不可

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