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なぜ空飛ぶクルマは地上を走れないのに、“クルマ”と呼ばれているの?
2026年、国産の空飛ぶクルマが盛岡上空で運航開始するかも
スカイドライブは、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE」の機体開発を進める日本の航空スタートアップ。これまでの飛行試験はすべて無事故で、万博会場でも2025年7月31日から8月24日まで、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」を用いたデモフライトを実施するなど、機体の安全性は確認済みだという。

「SkyDrive式SD-05型」は3人乗りの機体。
一方のJR東日本は、2025年1月に新しいホテルブランド「AZUMA FARM」を立ち上げて、個客の目的(地)づくりに取り組んでいる。2026年春には同ブランド第1弾として岩手県の小岩井農場に「AZUMA FARM KOIWAI」をオープンし、この宿泊施設を基点として旅や観光などの体験の提供を始める予定だ。
同ホテルの利用者向けサービスのひとつとして、空飛ぶクルマを用いた盛岡駅からホテルまでの送迎、ホテルや周辺観光のツアーが検討されている。今回の「SKYDRIVE」1機のプレオーダー合意は、スカイドライブにとっては記念すべき第1機目の発注ということになり、JR東日本にとっては来春開業のホテルでの「高付加価値」につながる節目と言えるだろう。

「SKYDRIVE」の飛行可能範囲(イメージ)
また両社の連携の一環となる鉄道×空飛ぶクルマの展示イベント、『「陸」と「空」をつなぐ新たな移動体験』が2025年8月29日〜8月31日の期間に開催された。ここでは、「TAKANAWA GATEWAY CITY」内のGateway Parkにて、SKYDRIVE SD-05型とSD-03型のモックアップ、進化を遂げる「鉄道」と次世代モビリティ「空飛ぶクルマ」、「AZUMA FARM KOIWAI」 パネル展示などが行われた。
2026年春に予定どおり空飛ぶクルマが運航開始されるのか、続報にも注目だ。

イベント展示のようす。
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