LUUPのナビ機能が進化、全国で利用可能に
LUUPの「ナビ機能」は、ナビタイムジャパンが提供する自転車向けルート検索API「NAVITIME API」を活用して、出発地から目的地までの推奨ルートをLUUPアプリ内に表示するサービス。2024年4月から都内・iOS限定で試験提供をスタートし、本格展開に向けて走行データの収集が行われてきた。
同社が実施した利用者アンケートによると、電動キックボードをはじめて利用するユーザーの7割がナビ機能のルート情報を参考にしたと回答しており、不慣れな移動やはじめて通る道で利用されるケースが多かった一方、利用者からナビ機能の道順がわかりづらいとの声や、交通量の多い道路を避けたシンプルな道順の案内が求められるなどの課題も見えてきたという。

安全に走行できるルートが表示されるため、安心して利用できる。
そこで、試験提供時の走行ログやアンケート結果などを基にした詳細な分析を重ねて複数の改善案を検証、ナビ表示ロジックをアップデートしたのだという。
今回のアップデートでは、特定小型原動機付自転車(電動キックボードなど)向けのルートを追加。改善後のルートでは、従来より交通量が多い道路の走行割合を13%削減し、右左折の回数は24%減少。特に信号のある右折は42%削減されるなど、安全性と効率性が向上している。

ヘルメット着用・交通ルール遵守・適切なルート選択により、電動キックボードを安全に利用しよう。
全国展開は2025年8月12日からはじまり、提供エリアは全国に拡大される。対象モビリティは電動アシスト自転車と電動キックボードで、利用モビリティによって表示されるルートは異なる仕様となっている。対象OSは現在「iOS」のみだが、年内には「Android」にも対応する予定としている。
Luupは今後も利用者の声やデータ分析を基にナビ機能のアルゴリズムを改善、また新機能も継続して開発することにより、今後も安全性・利便性を向上させていく方針だ。
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