\記事を読む前に知っておきたい!/
【解説記事】空飛ぶクルマってなに?ドローンとは何が違うの?
国産の空飛ぶクルマがいよいよ一般公開飛行へ
スカイドライブは愛知県豊田市を拠点とし、空飛ぶクルマの開発およびドローン関連サービスを手掛ける企業で、大阪・関西万博の「スマートモビリティ万博」における空飛ぶクルマ運航事業者に選定されている。
同社の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」は、これまで無事故で飛行試験を重ねた結果、十分に安全性が確認されており、満を持して一般向けデモフライト実施に踏み切ることとなったという。
2025年4月に大阪・関西万博会場内で行われた報道関係者向けのデモフライトのようす。(提供:SkyDrive)
youtu.beデモフライトは、万博会場内北西部に位置する「モビリティエクスペリエンス」の「EXPO Vertiport」を離着陸地点として周回飛行が行われる予定だ。観覧にあたっての事前予約は不要で、デモフライト予定時間にEXPO Vertiport周辺を訪れるだけで良いが、屋内観覧スペースは設けられていないため、熱中症対策が必須となる。
また、空飛ぶクルマの飛行中、Bluetooth搭載機器やWi-Fiなどの電子機器は機内モードに設定するか、電源を切らなくてはならない。

万博会場内北西部「モビリティエクスペリエンス」にある「EXPO Vertiport」が離着陸地点だ。
【大阪・関西万博におけるデモフライトスケジュール】
| 7月中旬~ | 運航準備期間 |
| 7月31日(木)~8月24日(日) | 毎週、月・木・金・土・日曜日にデモフライトを実施(火・水曜日は実施無し) ※日中帯に1~2回/日程度の飛行を予定 ※デモフライト予定時間は、公式アプリ「EXPO 2025 Visitors」にて最新情報を確認可能 |
| 8月25日(月) | 機体の搬出作業開始 |
なお、大阪・関西万博でのデモフライトは8月24日で終了するが、2025年9月からは大阪メトロが整備した「大阪港バーティポート」に会場を移してデモフライト第2弾が実施される。そのスケジュールは確定次第発表されるため、続報にも注目だ。
スカイドライブは、大阪・関西万博および大阪港バーティポートでのデモフライト実施と並行して、愛知県豊田市および山口県山口市の飛行試験場にて、開発・試験を行い、型式証明活動を進め、空飛ぶクルマの社会実装に一層注力していくとしている。
同社によると、早ければ2026年に型式証明を取得し、2028年をめどに大阪エリアでの商用運航開始を目標にしているというので、万博および大阪バーティポートにおけるデモフライトは3年後の近未来を先取りするものとなる見込みだ。
空飛ぶクルマが街中を飛ぶ時代がすぐそこまで迫っているのかもしれない。
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