2025年3月25日、ASKAはJR東日本と連携し、高輪ゲートウェイシティにて陸空両用車「ASKA A5」の模型を公開すると発表した。展示されるのは実機の3分の1サイズのモックアップで、会場では試作第1号機の飛行・走行テストの映像も公開されるという。

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航空用語をまとめておさらいしよう

ナンバープレートと耐空証明を取得済みの「空を飛べるクルマ」

ASKA社は愛知県・名古屋出身の日本人が創業した航空系スタートアップで、米国を拠点に活動している。

現在開発中の「ASKA A5」は、4人乗り(パイロット1名、乗客3名)の機体で、6つのプロペラによる垂直離着陸機能と、小型飛行機のような前方飛行モードを兼ね備えたeVTOL(≒空飛ぶクルマ)だ。

最大の特徴は、米国自動車管理局(DMV)からナンバープレートを取得した公道走行可能なクルマであるという点。しかも連邦航空局(FAA)による特別耐空証明も受けた航空機であることから、本当の意味での「空飛ぶクルマ」として世界中から注目を集めている。

画像: 翼を格納することで自動車として公道走行可能になり、駐車場にも停められる。

翼を格納することで自動車として公道走行可能になり、駐車場にも停められる。

飛行モード時の航続距離は250マイル(約400km)、最高飛行速度は時速150マイル(約240km/h)と空飛ぶクルマとしては比較的長い航続距離を有しているが、これはバッテリー&モーターでの駆動に加えて、ガソリンエンジンを発電機として搭載したレンジエクステンダー機構により航続距離を伸ばしているためである。また、既存のEV充電設備に対応し、自宅での充電、あるいはEV充電ステーションも利用できる。

地上走行時は翼を折りたたむことで公道走行できるサイズまでコンパクトになり、タイヤの駆動はインホイールモーターによって行う「プラグインのシリーズハイブリッド車」ということになる。とはいったものの、下の写真を見ても分かるとおり周囲を走る乗用車と比較すればそれなりに大きい。一般的な乗用車と同じ使い方ができるかどうかは別として、公道を走行できる自動車であることは間違いなさそうだ。

また、航空機用の設備が不要で、身近にあるEV・ガソリン車の設備だけで運用できる点は、購入ユーザーにとって強力なメリットと言えるだろう。

画像: ナンバープレートを取得済みなので、れっきとした公道走行できるクルマなのである。

ナンバープレートを取得済みなので、れっきとした公道走行できるクルマなのである。

ちなみに車両価格は78万9000ドル(約1億1840万円)で、現在は2028年の商用化を目標に「垂直離着陸」「空中停止飛行(ホバリング)」の安定性確認など500回以上の飛行試験、800km以上の地上走行試験をすでに実施したという。

公道を走行や自宅保管、そして充電・給油でできるクルマとしての利便性と、航続距離400kmの4人乗りeVTOLというヘリコプターのような機動性を兼ね備えた「陸空両用機」であることを考えれば、一般的な空飛ぶクルマやヘリコプターと比べても比較的リーズナブルな1台と言えるのではないだろうか。

JR東日本と連携して「空飛ぶクルマ」日本導入を目指す

ASKAは、JR東日本と連携し、2025年3月27日に開業する高輪ゲートウェイシティにて、「ASKA A5」の3分の1サイズ模型を展示する。

また会場では、試作第1号機による実際の飛行・走行テストの映像も公開され、空飛ぶクルマを活用した新しい観光体験が来場者に提案される。

画像: 今回展示されるのはモックアップだが、日本導入にも期待できそうだ。

今回展示されるのはモックアップだが、日本導入にも期待できそうだ。

両社は、「ASKA A5」の社会実装に向けた可能性を探りながら、次世代のモビリティを活用した持続可能な都市開発や観光サービスの実現に向けて協働していくという。

ただし、日本の公道をASKA A5が走れるかどうか、まだ確定した情報はない。今後に期待したい。

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