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低重心・ファットタイヤが特徴の特定小型原付
「wonkey(ウォンキー)」は、愛らしい見た目ながら俊敏性を兼ね備える、オーストラリアに生息するウォンバットから着想を得て開発された電動バイクだ。
最大の特徴は、56cmというシート高による足つきの良さと低重心さ。また、座面を広く設計されたクッションサドルと安定感のあるファットタイヤが組み合わされることにより快適な乗り心地を実現しているということ。
16歳以上が免許不要で、多くの人が乗れるモビリティ「特定小型原付」だからこそ、こうした特性は大きなアドバンテージになりそうである。

ファットタイヤが印象的。シート高は56cmと低めなので足つきは非常に良好だ。
全長138cm/全幅60cmというコンパクトな車体や、バイクとしては軽量な25kgの車両重量など、こうしたボディスペックによる取り回しの良さと機動性を活かした「普段乗り」にぴったりのバイクと言えるだろう。
通常モデルの「wonkey」とハイパワーモデルの「wonkey 48V」ともに定格出力250Wのモーターを搭載しているが、電圧が異なるため坂道での登坂速度や加速力はハイパワー版に軍配が上がる。
航続距離は両モデルともに公称値20〜50kmと共通のため、自分のニーズと差額の3万3000円を考えて選択してみてはいかがだろうか。
ちなみにバッテリーは車体につけたままでも、フレームから取り外して室内に持ち込んでの充電にも対応する2WAYタイプ。屋外にコンセントがなくても充電できるので、集合住宅でも使える点もメリットである。

バッテリーをフレームから取り外し、 バッテリーのみを室内に持ち込んで充電することもできる。
車体カラーは通常モデルが「マットブラック」「ホワイト」「ピスタチオ」「マリーゴールド」「バーガンディ」「グレー」「マットピスタチオ」の7種類を用意。ハイパワーモデルが「マットブラック」「モス」「グレー」「マリーゴールド」の4種類で展開されるので、カラーの好みで選ぶというのもアリかもしれない。

通常モデルのカラーラインナップ(一部)
中目黒にWOブランドのフラッグシップストアがあるため、実車を見てみたい方は足を運んでみてはどうだろうか。
国土交通省の「性能等確認制度」は保安基準を満たした商品をわかりやすくする
「特定小型原付」には、自動車のような車検制度や型式認定制度が存在しないため、ユーザー目線ではどのモデルが安心して利用できるのかがわかりにくいという問題がある。
そこで国土交通省は、①基準をクリアしているモデルをわかりやすくする「性能等確認制度」と、②市販モデルを抜取調査して基準不適合車両を公表する、という二段構えでユーザーに情報を提供している。
今回「ウォンキー」は、①の性能等確認制度で保安基準適合性が認められたそうなので、いわば「国土交通省から、特定小型原付の基準を満たしたというお墨付きをもらっているモデル」ということになる。
性能等確認済みの製品は、国土交通省のHPにて一覧が公表されているほか、スマートモビリティJPのリストでも検索できるので、購入を検討する際にはぜひ参考にしていただきたい。
【主要諸元 wonkey】
全長×全幅×シート高 :1380×600×560mm
重量 :25kg
ブレーキ :前後ディスクブレーキ
歩道走行モード対応 :あり
バッテリー :リチウムイオン(36V・10.4Ah)
モーター :250W
航続距離 :20km~50km
充電時間 :4〜6時間
タイヤサイズ :16インチ
本体価格 :16万5000円
【主要諸元 wonkey 48V】
全長×全幅×シート高 :1380×600×560mm
重量 :25kg
ブレーキ :前後ディスクブレーキ
歩道走行モード対応 :あり
バッテリー :リチウムイオン(48V・10.4Ah)
モーター :250W
航続距離 :20km~50km
充電時間 :4〜6時間
タイヤサイズ :16インチ
本体価格 :19万8000円