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すでに展開している問い合わせ一括受付・延長保証とは別のサービスを新設
近年、電動モビリティは排出ガスを出さない、環境に優しい乗り物として注目を集めており、とくに電動キックボードや電動バイクなど小型の電動モビリティは、生活に密着した新たな移動手段として普及していくことが予想されている。
クラウドファンディングサイトのマクアケ(Makuake)でも、2020年以降にはじまった電動モビリティ関連プロジェクトの売上規模が大幅に拡大しており、いまや人気ジャンルとなっている。
しかし、マクアケを通じて購入した商品に初期不良や故障があった場合、プロジェクトを実施した事業者(実行者)自身が修理・整備対応を行うことが多く、事業者にとって負担が大きく、また購入者(サポーター)にとっても地理的・時間的な制約や不便さなどが課題となっていた。
今回のアフターサポートサービスはこの問題を解決するために新設されるもので、電動モビリティの修理・整備をしやすい環境を構築することで、実行者経営規模やリソースなどの理由で実行者の可能性を潰さないように、かつサポーターにとっても人命が関わる上に高額な商品を安心して購入可能になるという狙いがある。

「マクアケアフターサポートアライアンス 〜電動モビリティ〜」サービスの流れ。
対象となるプロジェクトは、特定小型原付、原付一種、原付二種の電動モデルで、一定の条件を満たした場合に実行者が申し込みできるようになる。
同制度を利用する場合、応援購入総額の2%はマクアケの手数料として、3%はプロトコーポレーション手数料として実行者が支払うかたちとなり、対象プロジェクトのページには、「電動モビリティアフターサポートアライアンス」のマークが付与される。

対象となるプロジェクトには「電動モビリティアフターサポートアライアンス」のマークが表示される。(イメージ図)
また購入したサポーターは、商品到着後商品に同梱されている保証書に記載の保証期間(1年間)は、アライアンス加盟店舗一覧に記載のある店舗で修理やメインテナンスなどのアフターサポートを受けることができる。一方、初期不良は費用負担なく修理を受けられるようになるという。
なお、マクアケは故障時の問い合わせ一括受付とメーカー保証期間終了後の延長保証を提供する「Makuakeアフターサポート」をすでに展開しているが、今回新設された「マクアケアフターサポートアライアンス 〜電動モビリティ〜」とは対象となるプロジェクトや実行者が異なるほか、修理店舗の紹介がないなどサービスの内容に違いがある。
いずれにしても、マクアケで原付区分の電動モビリティを購入する際は、①アフターサポートの対象製品かどうか、②対象である場合はどちらのサービスが提供されるのかを確認し、サービス内容についても調べておくと良いかもしれない。

故障時の問い合わせ一括受付とメーカー保証期間終了後の延長保証を提供する「Makuakeアフターサポート」
販売台数が増加傾向にある小型電動モビリティではあるが、さらなる普及には安全性と信頼性が求められることになる。マクアケのように利用者数の多いサイトが公式でアフターサポートサービスを提供することは、事業者・消費者の両方にとって重要なことではないだろうか。
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