普通自動車免許で運転可能な「トライク」と呼ばれる3輪モビリティは、クルマとバイクのいいとこ取りが可能なモビリティとして現在注目を集めている。今回はVECTRIX JAPANが販売する宅配ドライバー向け小型商用3輪EV「I-Cargo(アイカーゴ)」に試乗し、その使用感をレビューしてみた。

交換式バッテリーで航続距離をすぐに回復できる

I-Cargoは交換式バッテリーを採用している。車体後端にはバッテリー2個分のソケットがあり、満充電のバッテリーを1個差し込むと35km、2個差し込むことで70kmを走行できる。

画像: 車体後部にバッテリーを格納している。1個で35km、2個で70km走行可能だ。

車体後部にバッテリーを格納している。1個で35km、2個で70km走行可能だ。

バッテリーをふたつに分けるという構成は、充電完了までの時間を短縮できるメリットがあり、100Vの家庭用電源(200Vにも対応)に接続して2時間で充電を完了するのだ。ひとつの大容量バッテリーを搭載したのであれば、こうはいかないだろう。

また、予備バッテリーを用意しておけば電欠してもすぐに満充電バッテリーと交換して再出発できるようになる。充電設備を専用に用意しなくても良いという仕様は、近距離の配送向け車両にぴったりと言える。

なお、バッテリーは車載したままでもシートの左下部分にある充電口から、取り外して充電する場合はバッテリー本体の上部にある充電口から充電できるので柔軟な運用ができる。

画像: 車載充電・取り外し充電の両方に対応しているので、各事業所のコンセント事情に応じた運用ができる。

車載充電・取り外し充電の両方に対応しているので、各事業所のコンセント事情に応じた運用ができる。

さらに、走行や充電を重ねたことで電池の劣化・性能低下が生じたとしても、新品のバッテリーを購入することで長く使い続けられるのも嬉しいポイントだ。

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