2025年3月1日、電動トゥクトゥクのレンタルサービスを手がけるeMoBiは、スマートフォンアプリ「Emobi(えもび)」をリリースし、電動トゥクトゥクの無人貸し出し・シェアリングサービスを開始する。まずは神奈川県・湘南エリアでサービスを開始して順次エリアを拡大、アプリについても将来のアップデートで、パーソナライズされた観光スポット情報提供やルート提案機能が追加されるという。

電動トゥクトゥクのレンタルサービスを拡大中

「Emobi」は、観光地で展開する電動トゥクトゥクのレンタル・シェアリングサービス。車両は一見バイクのようにも見えるが、3人乗りで普通自動車免許を持っていれば誰でも運転できる。左右のドアがない開放的なデザインにより、風景を間近に感じながら爽快感を楽しめることだろう。

画像: 3人乗り・3輪というユニークな佇まいで、独特の観光体験を味わうことができる。

3人乗り・3輪というユニークな佇まいで、独特の観光体験を味わうことができる。

現在、神奈川県・湘南や瀬戸内の香川県・小豆島、沖縄県・本島/離島など、日本各地でサービスを展開。これまでに、大学生やZ世代のカップル、ファミリーや夫婦を中心に幅広い世代から支持を受け、のべ1万人以上の観光客に利用されてきたという。

今回、2025年3月1日にスマートフォンアプリ「Emobi」をリリースすることが発表され、利用者はアプリを通じて非対面での車両貸し出し・返却手続き、サポート連絡ができるようになったほか、キャッシュレス決済にも対応するため手軽にサービスを利用できる。

画像: アプリ「Emobi」から車両をアンロック可能になった。

アプリ「Emobi」から車両をアンロック可能になった。

ちなみに、将来のアプリアップデートで利用者の嗜好に応じた観光スポット情報の提供やルート提案機能が追加される予定だというから、続報にも期待したいところである。

アプリ対応エリアの第1弾は湘南エリアで、湘南モノレールと連携。観光ルートとしてはマイナーだといわれる左回りルート(江ノ島→鎌倉)を通じた新たな観光アクセスを促進し、観光の分散化とオーバーツーリズムの解消が図られる。

今後は、アプリによる無人貸し出しサービスを全国に展開することで地域交通インフラとの連携を強化。Emobiの配備台数を増やすことで、既存の公共交通機関ではアクセスが難しい場所への移動手段を提供し、観光体験の充実と地域活性化を促進していくという。

地方観光地での移動手段として浸透していくことができるのか、これからの展開にも注目していきたい。

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