2024年11月8日、ヒョンデは「IONIQ 5(アイオニック ファイブ)」の改良モデルを発売開始した。バッテリーの容量アップで一充電あたりの走行可能距離が最大703kmに伸びているほか、Apple CarPlay/Android Auto対応やデジタルキー機能など、デジタル製品との連携が進んでいる。

走行距離もパワーも向上した

今回の「IONIQ 5」改良では、バッテリー容量が増大して84kWhになったことで、一充電あたりの走行距離が616km〜703kmにまで拡大した。従来モデルでは58kWhまたは72.6kWhだったので、約16%〜45%容量がアップして、航続距離は約14〜41%伸びたことになる。

またモーター出力もRWDモデルで168kW、4WDモデルでは239kWにアップしたほか、ドライブモードには従来からある「ECO」、「NORMAL」、「SPORT」に加えて「MY DRIVE」が登場するなど、走行性能全体が底上げされていると言えるだろう。

インテリアに目を向けると、モーター制御の改善とリヤモーターの遮音性を高めることで従来モデルよりも静粛性が上がり、Apple CarPlay、Android Autoがワイヤレスで使用可能になった。

また、スマホのワイヤレス充電器は手の届きやすいセンターコンソール上部に、シートベンチレーション、シートヒーターなどのボタンもドライバーが操作しやすいセンターコンソールに配置することで、直感的に操作できるように設計され、快適な移動空間としての機能性が充実している。

画像: ワイヤレス充電器、各種ボタンがセンターコンソールに集約された。

ワイヤレス充電器、各種ボタンがセンターコンソールに集約された。

ちなみに上位モデルの「Lounge」グレードと「Lounge AWD」グレードには、ビルトインフロントカメラとリヤビューカメラを活用したドライブレコーダー機能が搭載され、映像と共に音声や位置情報も記録できるようになったほか、車両前方の映像をセンターのインフォテインメント画面に映し、ルート案内に重ねて表示するARナビを搭載することで、ナビゲーションがより直感的でわかりやすく進化した。

さらに、スマートフォンやスマートウォッチがクルマのキーとして解錠/施錠、車両の始動に使えるデジタルキー機能を採用することで、家族や友人とも対面することなくキーをシェア可能になるなど、最新のデジタル技術がふんだんに盛り込まれ、高い利便性が確保されている。

画像: スマホ・スマートウォッチが車のキーとして使えるデジタルキー、曲がる方向がわかりやすいARナビなど、デジタル機能も進化している。

スマホ・スマートウォッチが車のキーとして使えるデジタルキー、曲がる方向がわかりやすいARナビなど、デジタル機能も進化している。

気になる車両価格は、「Voyage RWD」が523万6000円、「Voyage AWD」が554万4000円、「Lounge RWD」が574万2000円、「Lounge AWD」が613万8000円となっている。

【主要諸元 ヒョンデ IONIQ 5 Lounge】
全長×全幅×全高 :4655×1890×1645mm
ホイールベース :3000mm
車両重量 :2060kg
最高出力 :168kW(229ps)/4600-9200rpm
最大トルク :350Nm/0−4400rpm
バッテリー総電力量 :84kWh
WLTCモード航続距離 :703km
駆動方式 :RWD
タイヤサイズ :235/55R19
車両価格 :574万2000円

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