まず沖縄県那覇市で本格サービスを開始する
Limeは世界最大の電動モビリティシェアリング企業で、280あまりの都市でサービスを展開しており、所有する車両は20万台以上、ユーザーは7500万人いるという。すでに日本でも2024年8月19日からサービスを開始しており、現在は東京都内の10区にポートを設置している。2025年からは関東エリアと関西エリアにもサービス拡大して、2030年度には全国展開すると表明している。
一方のJALは2022年から「JAL MaaS」を開始しており、空港を中心としてその前後の地上交通の手配、予約などを手がける他、目的地で使えるクーポンを提供するなどのサービスを行っている。
そして今回、以下の3項目について両社が協業することになった。
・Limeを利用するたびにJALのマイルが100円につき1マイル貯まる。
・JALのネットワークを活用して各地でLimeのポートを設置する。
・JALの支援で観光地をはじめ自治体、企業にLimeが車両のレンタルをして施設利用者が周辺の観光に利用できるようにする。
さらに具体的に沖縄県那覇市でLimeが本格サービスの提供を開始するという発表もあった。JAL提携ホテルなどでのレンタルサービスをはじめ、180台の設置に向けて40ポートから始めるという。利用方法は、Limeアプリをダウンロードしてそこから予約する。Limeのポートであればどこでも返却可能だ(ただしホテルなどでのレンタルは借りた場所で返却)。
Limeは2024年9月には三井住友海上と「安全な電動マイクロモビリティの普及に向けて協業」を発表、さらに今回、JALとの協業を発表。安全な利用を推進しながら日本でのさらなる事業展開に期待したい。