関西の鉄道がタッチ決済で移動可能に
近年、鉄道各社やバス路線など公共交通機関において、QRコード決済やタッチ決済などキャッシュレスな決済方式の普及が進んでいる。
今回、タッチ決済導入時期が発表されたのは、いずれも関西エリアの鉄道事業者で、2024年10月29日より、大阪市高速電気軌道(Osaka Metro)、近畿日本鉄道(近鉄)、阪急電鉄、阪神電気鉄道(阪神電車)の全駅で利用可能になるという。
対象となるタッチ決済対応のカード(クレジット・デビット・プリペイド)や、カードが設定されたスマートフォンなどを、乗降車時に鉄道の改札機に設置してある専用リーダーにタッチ、または改札窓口に設置された端末にかざすことで利用できる。
ただし、各社とも大人普通運賃のみに対応しており、小児運賃や割引サービスなどが設定されない点には注意が必要。利用可能なブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯の6ブランドで、Mastercard(R)については、後日追加される予定だ。
ちなみにQRコード決済の方は、すでに2024年6月17日から、今回タッチ決済導入を発表した4社と、大阪シティバス、京阪電気鉄道、南海電気鉄道を加えた計7社で導入されている。QRコード決済やタッチ決済の普及により、インバウンドなど様々な需要にどこまで答えられるのか、今後に注目したい。
【導入会社と対象となる駅一覧】
大阪市高速電気軌道株式会社 :Osaka Metroの全駅
近畿日本鉄道株式会社 :近鉄線全駅(柏原駅、および生駒鋼索線の各駅を除く)
阪急電鉄株式会社 :阪急電鉄 全駅
阪神電気鉄道株式会社 :阪神電車 全駅(西代駅を除く)