2024年9月10日、ホンダジェットやヘリコプターによるチャーター機運航サービスを行ってきたJapan Biz Aviationは、韓国と台湾を就航先とした国際チャーター運航を開始した。

プライベートからビジネスまで様々なニーズに対応

2018年に放映されたテレビCMで一気に知名度を高めたホンダの航空機「ホンダジェット(HondaJet)」は、最大定員8名(乗員+乗客)の小型機。自社開発のジェットエンジン「HF-120」を主翼上面に配置する珍しいスタイリングだが、これはキャビン空間を最大化しつつ、振動や騒音を低減して移動の快適性を高めるためであり、また空気抵抗を抑えることで燃費も向上させる構造だという。

個人所有やチャーター機としての運用をメインに2015年末からユーザーへの引き渡しが始まっており、すでに日本国内での運行も行われている。また法人向けシェアリングサービスも2024年6月から始まるなどさまざまな展開が行われている。ただこれまでのサービスはあくまで国内チャーター便で、国際チャーター便は運航されていなかった。

ホンダジェット(最新のエリートII)は、その優れた燃費性能や空力性能により2865kmもの航続可能距離を実現する。この数値は直線距離にすると香港やグアムまで到達(理論上)するもので、アジア圏を中心にした海外への渡航を可能にする性能を有していることになる。

そうした中、ホンダジェットや双発ヘリコプター「Bell429(ベル429)」によるチャーター機の受託サービスを展開してきたJapan Biz Aviation(JBZ)は、2024年8月1日に事業計画の変更許可を国土交通省東京航空局から取得し、同年9月10日にホンダジェットによる日本初の「国際チャーター運航」を開始した。

画像: Japan Biz Aviationの事業機、ホンダジェット(左)とBell Textron Bell429。

Japan Biz Aviationの事業機、ホンダジェット(左)とBell Textron Bell429。

就航先はまず韓国と台湾として、ホンダジェット エリートおよびエリートSによる運航となるようだ。秘匿性の高い小型ジェット機という特性により、プライベートな旅行からビジネスなどさまざまなシーンでの活用が期待できそうだ。

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