家電量販店ヤマダデンキのグループ会社である株式会社ヤマダホームズは、2023年10月にヤマダホールディングス50周年記念商品として「YAMADA スマートハウス」の販売を開始した。これはEVと太陽光パネル、V2Hなどをセットにして、さらに住宅ローンや保険も一括して提供するもので、時代を先取りしたビジネスとして話題になった。そして2024年4月26日に用意されるEVに「ヒョンデ KONA」が加わることになった。

EVを含めたスマートライフをトータルコーディネイト

近未来の戸建住宅はEVとセットで考えることになるというのは自然な流れだろう。太陽光パネルとV2Hを設置して、EVを充電することはもちろん、EVを蓄電池としても活用して、家とEVでエネルギーを効率よく使おうというものだ。

しかし、実際にこれをひとつひとつやろうと思うとかなり手間暇がかかる。住宅メーカー、自動車ディーラー、V2Hメーカーなどなど交渉事が山ほどあるというのが現状。と同時に住宅ローンや保険なども考えなくてはならないから大変だ。そんな悩みを一括で解決して豊かなスマートハウスライフを提供しようというのが「YAMADA スマートハウス」というわけだ。

画像: YAMADAスマートハウスの概念図。エネルギーを効率よくマネージメントする。

YAMADAスマートハウスの概念図。エネルギーを効率よくマネージメントする。

販売価格(税込み)は下記のようになっているが、これはEVを「日産サクラ」とした場合のものだ。
・プレミアムモデル(建物32坪)3980万円
・スタンダードモデル(建物31坪)3480万円
・ベーシックモデル(建物29坪)2980万円
付帯設備は各モデルで異なり、プレミアムの場合、オール電化でエコキュートも付くという。さらにヤマダNEO BANKにより返済期間50年までのローンを組むことができるというから驚きだ。まさに痒いところ手が届くといったところだろう。

画像: ヒョンデKONAにはバッテリーが48.6kWhと64.8kWhの2種類が用意されている。

ヒョンデKONAにはバッテリーが48.6kWhと64.8kWhの2種類が用意されている。

この時代を先取りしたEV&スマートハウスのセット販売だが、今回、日産サクラの他に「ヒョンデ KONA」も選べるようになった。価格は上記よりサクラとKONAの差額分だけ増えるが、選択肢が増えることはユーザーにとっては有り難い。

これから選べるEVや付帯設備が増えてくること、さらに個別の要望に対応してもらえることもあるだろうから、興味のある人はヤマダホームズへ問い合わせてみるといいだろう。なお、4月27日に群馬県吉岡町の「TeccLIFE SELECT 前橋吉岡店」の敷地内に「YAMADA スマートハウス」が3棟同時にグランドオープンしている。

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