アシスト付きなら親子サイクリングで遠出も楽々
健康志向の高まりや環境負荷軽減、また交通費の削減やアウトドアレジャーへの関心の高まりなどさまざまな要素から自転車を中心としたライフスタイルが広まっている。こうした趣味は老若男女、幅広い層から支持されるとともに、だからこそもっと気軽に楽しみたいという要望もあいまってスポーツタイプの電動アシスト自転車の人気も高まっている。
ロードバイクからシティサイクルまで多くのラインナップを揃えるパナソニックも、電動アシスト自転車ブランドの「ゼオルト」を展開してマウンテンバイクタイプ、クロスバイクタイプなどを用意するがいずれも大人向けの製品だった。サイクリング趣味は親子で楽しまれるケースも多く、体力差のある子供向けの電動アシスト自転車を求める声も多かったという。
そうしたニーズに対応してパナソニックはゼオルトシリーズに「ゼオルト SJF」を追加して2024年6月上旬に発売することになった。子供でも停車時に安心して足をつけられフレームサイズ、そして24×1.90のタイヤを装着し、サドルの高さは67.5〜83.5cmとするなど身長135〜150cmに対応したサイズとしている。
一方で遊びのフィールドを広げられるフロントサスペンションフォークを採用し、2軸モーター「カルパワードライブユニット」にはペダルを踏み込む力に応じて電動アシストを行う「ゼオルト チューニング」を施して、スポーティなスタイリングに見合った走行性能を実現した。またメインフレームのダウンチューブに内蔵されている12Ahのバッテリーにより約54kmのアシスト走行を可能としている。
フラットバーハンドル中央の前方に装着されたライトは常時点灯式のため点灯忘れを防止するほか、夜間の視野を拡大するとともに被視認性も向上させしている。
この「ゼオルト SJF」の発売と同時に、ほぼ同じスタイリングでサイズを大きくしたデザインの「ゼオルト S3F」も登場する。2種類のフレームサイズを用意して390mmは148〜170cm、440mmは159〜180cmの身長に対応する。走破性と取り回しの良さを両立させる27.5×2.0のタイヤを採用し、通勤通学から週末のアクティビティまで幅広いシーンでの活躍が期待できる。
SJFと同様にバッテリーサイズは12.0Ah、フロントサスペンションフォークやウエット路面走行時に役立つフェンダー「フルドロヨケ」、日常使いに便利なクラス10仕様のリアキャリアを標準装備するなど、利便性を高められているのもポイントだ。
親子で揃えてちょっと長めのサイクリングを楽しむのはどうだろうか。電動アシスト付きだから疲れも少なく会話も弾むはずだ。
パナソニック ゼオルト SJF/S3F 販売価格
ゼオルト SJF(350mm):17万2000円
ゼオルト S3F(390mm/440mm):19万5000円
パナソニック ゼオルト SJF 主要諸元
フレームサイズ:350mm
全長:1695mm
全幅:575mm
重量:22.0kg
タイヤサイズ:24×1.9
変速機:外装7段
モーター:直流ブラシレス/250W
バッテリーサイズ:12.0Ah
充電時間:4時間