2024年3月14日、グラフィット(glafit)が自転車のようなスタイルをもつ特定小型原付(特定小型原動機付自転車)のニューモデル「NFR-01 Pro」を発表し、クラウドファンディングのプラットフォーム「makuake」での販売をスタートした。

NFR-01 Proは低重心で、走行安定性の高い自転車タイプ

ファーストワンマイル・ラストワンマイルのモビリティとして期待され、16歳以上であれば運転免許を持っていなくても公道を走行できる電動モビリティ「特定小型原付」はいま、多様化が進んでいる。

この規格ができた2023年7月当初、電動キックボードが代名詞と言われるほど多くラインナップされていたが、ここ数カ月で着座式の4輪タイプや自転車タイプの2輪、3輪のキックボードタイプなどなど、とにかく多種多様だ。販売スタイルもクラウドファンディングやオンラインショップだけでなく、家電量販店やバイクショップのような実店舗での展開も始まっている。

そんななか、和歌山を拠点にするモビリティカンパニーであるグラフィットが、「NFR-01 Pro」という自転車タイプのモデルをクラウドファンディングサイト「Makuake」での先行予約販売を2024年3月14日に開始した。

画像: NFR-01 Proのラテベージュ。ハンドルにかかっているのは、グラフィットのロゴが入ったOGK製ヘルメット。

NFR-01 Proのラテベージュ。ハンドルにかかっているのは、グラフィットのロゴが入ったOGK製ヘルメット。

自転車タイプとは言ったものの足で漕ぐためのペダルはなく、ハンドルのグリップをひねることで加速調整する「電動サイクル」であるとグラフィットの鳴海CEOは解説する。ペダルのように見えるのはステップで、いわゆる足の置き場所だ。特定小型原付という規格は20km/h以下の速度域と決められており、ペダルを漕いで速度超過してしまう可能性を排除するためでもあるという。

実はこのモデルとほぼ同じように見える「NFR-01」は、すでに2024年1月にシェアサイクルサービスのハローサイクリングで千葉・埼玉を中心に始まっている。着座式であるため電動キックボードタイプのモデルよりも重心を低く、そして多くの人が乗り慣れた自転車と同じようなスタイリングのため、同様の交通法規を想起・順守しやすいとして期待されている。

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