EV充電サービス「WeCharge」を展開するユビ電株式会社が、東京都江東区にある全707戸の大規模分譲マンション「亀戸レジデンス」に427口の普通充電器を設置して、2024年2月1日からサービスを開始すると発表した。

すべての駐車スペースに普通充電用コンセントを設置

東京都江東区にある「亀戸レジデンス」はJR総武線「平井」駅から徒歩12分、東武亀戸線「亀戸水神」駅から徒歩9分のところにある17階建ての大規模分譲マンションだ。2008年11月に竣工しているので、今年で築16年になる。

画像: 「WeCharge」の利用例。

「WeCharge」の利用例。

全707戸に対して自走式駐車棟427区画の駐車スペースが設けられているが、このすべてに3kWのEV普通充電用コンセントが新たに設置された。管理組合としてはこれにより「マンションの資産価値を高め、住環境を向上することができる」と判断したという。将来的には6kWの普通充電へも拡張できるケーブルが使用されている。

また、大規模マンションでは共有地に急速充電器が何台か設置される例もあるようだが、使い勝手、利便性において専用スペースの普通充電器を持つことに勝るものはない。そうした意味で管理組合による「資産価値を高める」という狙いは達成されるはずだ。

画像: 今回の取り組みは東京都の「2030年までに都内の集合住宅に充電設備を6万口設置する」という目標に沿うものでもある。

今回の取り組みは東京都の「2030年までに都内の集合住宅に充電設備を6万口設置する」という目標に沿うものでもある。

そして、2月中旬には亀戸レジデンス駐車場で「住民向けEV試乗会」が開催される。当日はアウデイ e-tron、フォルクスワーゲン ID.4、ポルシェ タイカン、日産 サクラ、ヒョンデ アイオニック5に試乗することができるという。

今後、既存の大規模マンションではこのような形でのEV用充電施設の導入が進むことは間違いないだろう。「亀戸レジデンス」はその成功例として、今後の動向にも注目したい。ユビ電は「今後も都市部の集合住宅へのEV充電インフラ整備を推進し、EV普及と脱炭素社会の実現を目指す」と語っている。

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