スマートモビリティJPは、EVや電動キックボード、eバイクなど電動モビリティの情報、そして充電施設やスマートハウス、公共交通機関など「電気」にまつわるさまざまな情報を発信してきた。そこで2023年に公開した記事のPVランキングを「EV/電動バイク/電動キックボード/ライフスタイル/テクノロジー」に分けて抽出。今回は【電動バイク部門】をお届けしよう。記事内の「指数」は、同部門で最も読まれた記事のPVを100として算出した。

モビリティ社会の課題を解決するために生まれたモデルも

▼▼▼第1位 史上初の4輪特定小型原付「ChatKart」、2輪の「ChatBike」販売開始、両モデルともJMSに出展予定 (指数100/2023年10月11日公開)

免許不要の電動モビリティ「特定小型原動機付自転車」は、特定小型原付や特定原付などいくつかの呼び方が浸透しつつあるが、いずれもサイズや最高速、必要装備など特定の要件を満たしたモデルのことを言う。こうした規格で開発されたモデル群の中で、デビューしてすぐに注目を集めるのはやはり個性豊かなものになりがちだ。着座式のChatKartやChatBikeも、見た目からして新鮮だった。

▼▼▼第2位 待望のバイク型特定小型原付が登場、SWALLOWの「Fiido Q1S」が予約受付を開始 (指数51.3/2023年10月12日公開)

走行中の爽快感、目的地へのルートの自動度など、特定原付にはさまざま楽しみがある。その点で、SWALLOWのFiido Q1Sは実用性の高さをウリにしている。スクータークラスのサドルや大径の12インチタイヤを採用、折りたたみできるので室内での保管や車載してのツーリングにも連れ出せる汎用性を持つ。また、車体中央に取り付けられたバスケットはA4サイズの荷物を収納できる。

▼▼▼第3位 折りたたみ3輪電動バイク「PXiD-F2」にオプションパーツ追加、用途に合わせたカスタムが可能に (指数36.5/2023年9月29日公開)

これは特定小型原付ではない。電動の一般原付だ。エンジン搭載車でいうところの50cc以下の「PXiD-F2-600」と、125cc以下の「PXiD-F2-1000」がラインナップされているので、購入時に免許取得状況を確認しなくてはならない。だからこそ、後者であれば2人乗りができるオプションを用意されていたり、走行中の安心感や安定性を高める構造が採用されている。3輪のタイヤもそのひとつだ。

▼▼▼第4位 背もたれ付き電動アシスト付4輪自転車が登場、安心/安全/楽チンな新たなモビリティ (指数36.0/2023年10月5日公開)

運転免許証を返納する人の数は2019年以降減少傾向にあるが、それでも毎年45万前後の人が手続きを行なっている。その一方で高齢者の移動手段が取り沙汰された。返納後の不安を感じている人などのために開発されたのが、電動アシスト付自転車「遊歩リベルタ」だ。ただの自転車ではなく、高齢者を支えるさまざまなサポート装備を搭載し、クルマの代替モビリティとして注目された。

▼▼▼第5位 グラフィットが自転車タイプの特定小型原付「NFR-01」を2024年に発売。シェアサイクルで利用することも可能に (指数17.6/2023年10月29日公開)

当時画期的だった「一般原付と自転車の車両区分をユーザー自ら瞬時に切り替えられるモビリティ」(要オプション)を開発したとして一躍有名になったグラフィットが、特定小型原付「NFR-01」を発表、ジャパンモビリティショー2023ではじめて公開した。2024年初頭にシェアサイクルサービスの「ハローサイクリング」でのサービス展開、また同年内の発売を目指しているという。

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