2023年10月5日、電動モビリティメーカーのSWALLOWがバイク型特定小型原付「Fiido Q1S」の予約受付を開始した。「ジャパンモビリティショー 2023」にも出展予定で、同ショーが終了してすぐの11月7日に発売となる。

SWALLOW社について

SWALLOW社は日本電動モビリティ推進協会(JEMPA)に加盟する日本の電動モビリティメーカー。今回発表された「Fiido Q1S」のほかにも、性能等確認制度認定済みの電動キックボードタイプの特定小型原付「ZERO9 Lite」を発売している。

画像: キックボードタイプの特定原付「ZERO9 Lite」

キックボードタイプの特定原付「ZERO9 Lite」

今回予約受付が開始された「Fiido Q1S」は、昨年発売された一般原付タイプの「Fiido」を今年7月の「特定小型原動機付自転車(特定小型原付)」規格新設に伴い仕様変更したものだ。また、FiidoはFiido Q1S登場にともなって生産終了となっている。なおFiido Q1Sはまだ性能等確認制度の認定を受けていないが、今後認定を取得予定だそうだ。

バイク型特定小型原付「Fiido Q1S」の特徴

ペダルを漕がなくて良い

電動キックボードタイプでは、立って乗る関係で安全のために人力である程度の速度に達しないと走行できないものがほとんどだが、Fiido Q1Sはフル電動バイクなのでスロットルをひねるだけで走行が可能だ。

また、体重65kgの人が乗車した場合、最大11°(20%)の坂を登れるモーターを装備しており、クルーズコントロール機能を標準装備しているので、手足の両方に負担の少ないモビリティとなっている。

画像: 安定走行に適したバイク型の特定原付

安定走行に適したバイク型の特定原付

実用性

スクータークラスのサドルと12インチタイヤを採用したことで快適に乗車でき、折りたたみが可能なので室内での保管や車載してのツーリングなど幅広い用途に使用できる汎用性を持つ。

また、車体中央に取り付けられたバスケットはA4サイズの荷物が入るのでデイリーユースにも役立つほか、完成品状態で出荷されるためユーザーによる組み立てが不要で、すぐ乗れる点などこの手の電動モビリティとしてはユーザー目線で考えられた商品となっている。

気になる充電については、家庭用100Vコンセントで行う。1回の電気代は約15円(30円/1kWhで試算)なので、1km走行するのに0.5円しかかからない。一充電あたりの航続距離が35kmであることを踏まえると、片道10kmまでの通勤/通学などの用途が最適な利用方法と言えるだろう。

注意点

特定小型原付の中には走行モードを切り替えることで歩道の一部を走行できるものが存在するが、Fiido Q1Sは対応していないため、歩道走行できない点には注意が必要である。

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