タタ モーターズ(Tata Motors)は、インドの3大財閥のひとつであるタタ グループの主要企業のひとつ。インド最大の自動車会社であり、とくに商用車部門では圧倒的なシェアを誇る。乗用車ではマルチ スズキ インディアに次ぐ国内第2位だが、EVではすでに国内シェア9割を達成している(2023年2月)。2008年からは英国ジャガー・ランドローバーの親会社となり、EVの開発でも協業している。(タイトル写真は最新モデルのネクソンEV)

乗用EVへの参入は2020年、JLRとの協業で開発加速

同社が乗用EV市場に参入したのは意外に遅い。それまでは商用車(バスやトラックなど)のEV化に注力しており、乗用車にEVモデルが登場したのは2020年のことだ。にもかかわらず、すでにインド国内のEVシェアでは9割を占める独走状態だ。

現在は、2023年9月に発売されたばかりのフルモデルチェンジ版「ネクソンEV(Nexon.ev)」、2022年発売のコンパクトハッチバック「ティアゴEV(Tiago.ev)」とその兄弟車であるセダン「ティゴールEV(Tigor.ev)」をラインナップする。

画像: 2022年11月に発売されたインド初のハッチバック型EV「ティアゴEV」。

2022年11月に発売されたインド初のハッチバック型EV「ティアゴEV」。

画像: ティアゴの兄弟車となるコンパクトセダンの「ティゴールEV」。

ティアゴの兄弟車となるコンパクトセダンの「ティゴールEV」。

自社によるEV開発を加速させる一方、子会社である英ジャガー・ランドローバー(JRL)とも協業を進めている。現在開発が進んでいる第3世代EVアーキテクチャ(EMアーキテクチャ)は、2025年に発売されるJRLのSUVにまずは先行採用。追ってタタが計画するプレミアムEVシリーズにも採用される。

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