大容量バッテリーを搭載するEVが増えてきた一方で、既存の急速充電インフラではそのポテンシャルを享受できないケースも多い。また、使用料が実際に充電した電気量ではなく利用時間を併用して計算されることで不公平感を覚えるオーナーも少なくない。そんなEVオーナーの不満を解消する新しい急速充電サービスが登場した。(タイトル写真は目黒セントラルスクエアに開設されたパワーエックスのチャージステーション)

150kWの超高速充電器を設置、系統と再エネから選べる充電メニュー

EVの経路充電に欠かせないのが急速充電スタンド。国内に設置されている急速充電器の主流は依然として50kW級や90kW級だが、最近では150kW級のいわゆる超高速充電も可能な充電器も徐々に普及が進んでいる。それに対応したEVであれば、充電時間の短縮などのメリットを享受することができるようになってきた。

急速充電事業に乗り出す企業も増えている。その中でも、ユニークな充電サービスを打ち出したのが東京都港区に本社をおく株式会社パワーエックス。自然エネルギーの普及・蓄電並びに送電技術を手掛ける企業だ。

同社が10月26日から運営を開始した「パワーエックス チャージステーション」は150kW級の超高速充電器を設置し、専用アプリ「PowerX」での充電予約・充電開始・支払いによる快適でスムーズな充電サービスを提供するが、そのなかでも注目すべきはその料金設定だ。充電する電気の由来に応じた充電メニュー(電気料金)が選べるのである。

画像: 150kWの超高速充電器を設置、系統と再エネから選べる充電メニュー

【選べる3つの充電メニュー:2023年10月23日時点】
■Premium(純再エネ100%):105円/kWh
■Regular(純再エネ70%):95円/kWh
■Economy(系統電力/従来の発電方法):85円/kWh
再エネ由来の電力はパートナー企業を通じて栃木県内を中心に新設・稼働している5つの 太陽光発電所から供給される。ちなみに「純再エネ」は商標出願中である。

画像: 再エネは栃木県内を中心に新設・稼働している5つの 太陽光発電所から供給される。

再エネは栃木県内を中心に新設・稼働している5つの 太陽光発電所から供給される。

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