見た目だけじゃない。SFアニメさながらの高い機動性を持つ
アーカックスには、ロボットモードとビークルモードの2種類のモードがあり、全ての可動部を操作可能なロボットモードでは、左右2本のジョイスティックでロボットの腕と手、さらに2つのペダルで車輪の操作を直感的に行うことが可能だ。ただロボットモードでは最高速度が2km/hに制限される。
そのため、移動に適したビークルモードが用意されており、このモードでは最大10km/hでの移動が可能なほか、搭乗用ラダーが地面に近いところまで降りてくることで、コックピットへの乗り込みをスムーズに行うことができる。ただし、可動部が前脚ステアリングと後脚走行モーターに限定されるため、乗り込みと移動に特化したモードとなっている。
ちなみに、ロボットモードの操作時でのバッテリー消費量は1時間に3〜5%程度、ビークルモードでは最高速度10km/hで2時間走ることができるので、普通に遊ぶ分には十分な量のバッテリーを搭載しているといっていいだろう。
また、アームなどの機動性について、ブース会場でのデモンストレーションでは安全のため出力を落としているそうで、実際にはデモ操作の3倍の速度で機動することが可能なほか、ロボットハンドは5本それぞれの指を独立して制御しているので、じゃんけんのような複雑な動きにも対応しているそうだ。
マクロス・アクエリオンが現実に
SFロボットアニメの名作「マクロス」シリーズや「創聖のアクエリオン」で有名な河森正治氏とコラボした特装モデルも開発中で、今回のブース展示でもデザインイメージが世界初公開される。
これから実際に開発が進み、実機として販売が開始されれば、すでに実現した機能面だけでなくデザイン面でもSFアニメの世界が現実のものになり、今後の展開が楽しみになること間違いなしだろう。
「アーカックス」は、ジャパンモビリティショーの南展示場にあるスーパーカーデイコーナーに展示される。会期中は1時間に1回操作デモも行われるので、マクロスやアクエリオンなどSFロボットアニメが好きな方はぜひ、ジャパンモビリティショーに足を運んでみてはいかがだろうか。