電動アシスト自転車とは思えぬデザイン
高剛性の極太フレーム×極太タイヤにより、ぱっと見ではフル電動自転車(漕がずに走行可能な電動バイク)にしか見えない、タフなデザインが特徴的だ。そして、この極太タイヤと前後のサスペンションのおかげで高い安定性と衝撃吸収性を持ち、悪路でも走破能力を確保している。
また、前後ともに油圧ブレーキを採用しており、自転車にとって非常に重要な「止まる」能力も高められている。こうした電動アシスト自転車とは思えない高性能装備を搭載している背景には、日本仕様と海外仕様の違いがあげられるだろう。
海外仕様は『ペダル付き電動バイク』として販売され、漕がずに走行できるスロットルモード(バイクモード)が存在する。しかし、日本仕様では『電動アシスト自転車』規格に収めるためにスロットルレバー非搭載(電動バイクモードを削除)で、モーター出力も750Wから500Wに下げられ、法的な基準を満たすように仕様変更がなされている。
その上で、そのほかの基本装備は搭載したまま販売されるため、結果として電動バイクレベルの高剛性フレームとブレーキ性能を持つ自転車になっているわけである。
自転車として型式認定登録済み
電動アシスト自転車はアシスト基準が厳密に決められており、日本で販売されているものの中には基準以上のアシストパワーを発揮する「違法自転車」が存在するが、トゥルーパーは電動モビリティ販売台数世界一を誇るYADEAの製品であり、普通自転車・駆動補助機付自転車(電動アシスト自転車)両方の型式認定を取得しているので心配ない。
つまり、公道走行基準を満たしていることが公的に認定されているため、公道走行できるのだ。とはいえ、自転車としてはパワフルかつ車両重量が35kgとヘビー級であるため、走行する際には自分が24km/h(アシストが効く最高速度時)で動く、体重を含めると合計100kgの物体である自覚を持ち、周囲の安全に十分注意して運転したいものだ。