2023年9月19日から、Bell Energy株式会社はEV向け出張充電サービス「電気の宅急便」の実証実験を開始すると発表した。実施エリアは茨城県つくば市内で、期間は11月30日までの約2カ月間となる。2024年には本格展開を目指すという。

サービスの概要

「電気の宅配便」は、EVユーザーが充電スポットに出向く代わりに、急速充電器を搭載した専用車両がEVがあるところに出向き、その場で充電を完了させるというものだ。これまでのEV充電のあり方を変えてしまうシステムと言える。具体的にはEVユーザーがBell Energy社のホームページから事前予約をすると、自宅や事業所、出先など、どこでも気軽に急速充電サービスを受けることが可能というサービスである。

画像: 専用車両は軽BEV「サクラ」

専用車両は軽BEV「サクラ」

もちろん、充電開始時には立ち合いが必要となるので、予約するだけで対面することなく充電を行えるわけではないので、その点は留意しておかなければならない。

このサービスの本格展開は2024年を目指しており、今回の実証実験はBell Energy株式会社がる茨城県つくば市内で2023年9月19日〜11月30日にかけて行う「プレオープン」段階ということになる。ちなみに、今回の実証実験ではプラグインハイブリッド車(PHEV)は対象外とのことだ。また、実証実験終了後はサービス開始に向け、パートナー企業を募集する。

20kWhのモジュール式急速充電器

使用機器は同社から販売されている「Roadie V2」。日本初のモジュール式ポータブル急速充電器で、EVとの接続部である「CHAdeMOユニット」、3.35kWh/1ユニット×4セットの「蓄電池ユニット」で構成されており、各蓄電池ユニットには充電アダプターが付属している。

画像: モジュール式の持ち運び充電器

モジュール式の持ち運び充電器

ちなみにこの充電器自体は、JAFでも採用されており、国内自動車メーカー、レッカー・ロードサービス会社、損害保険アシスタント会社、輸入車インポーター、大手自動車部品販売会社など数多くの導入実績がある。

同サービスでは最大出力20kWで蓄電池ユニット4つ分、約60分間の急速充電を行う。今回の実証ではつくば市内という制約があるが、事業の本格展開が開始されたらインターネットでいつでも、どこでも充電できるという夢のようなサービスになるだろう。

EVには充電インフラの整備という重要な課題を抱えているが、今回の出張充電サービスは、従来の 「EV充電器は固定式である」という常識を打破し、EVの電欠問題を解決するひとつの選択肢として成長して行ってくれることに期待したいものだ。

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