土木や太陽光発電、EV事業などを手がけてきたサポートマーケティングサービスが、救助用具や消防ポンプ、太陽光パネルなど、大きくて重量のある道具をスピーディに運べる電動3輪バイク「エネバイ」を開発、公開した。10月11日〜13日に実施されるイベント「危機管理産業展2023」にて、実物が展示される予定だ。

重量のある消防ポンプを搭載可能に

サポートマーケティングサービスは2005年に設立した会社で、土木をメインに太陽光発電、EV、海外事業などを多角的に展開している企業だ。今回公開された電動走行バイク「エネバイ」は、トゥクトゥクと呼ばれる3人乗りのトライクを消防バイクとして使用するために、2013年から10年間かけて開発されたものだ。

画像: 消防ポンプを積載可能

消防ポンプを積載可能

また、消防ポンプには、放水量や放水圧力によって等級があり、D級、C級、B級、A級の順で放水性能も高くなるが、この車両では2番目に高いB級レベルのポンプを載せられるように改良を繰り返したそうだ。

消防ポンプ以外もいろいろ積んでマルチに使える

最大約200kgまで積載可能。2000W三相モーターを装備し、救助はもちろんのこと、 地域のお祭りやイベントなど、場面に合わせて、外部電源を使わずにさまざまな用途を対応している。

つまり、消防ポンプを積めば消防車、救助道具を乗せれば救助車、クーラーボックスを積めば食糧運搬車として使えるというわけだ。小さい車体であることを生かし、自動車では入れない狭い場所にも進入できるので、災害時や狭い道において、その性能を発揮するはずだ。

モバイルバッテリーの採用でコンパクトな車体を実現

蓄電池を使用すると、交流・直流の変換用に大きな追加装備が必要になってしまうが、エネバイではモバイルバッテリーを使用することで、コンパクトな車体に仕上げられている。

1回の充電にかかる電気代は100円弱で、航続距離は90km程度。同社が販売している折りたたみ太陽光パネル「移動式超小型太陽光発電システム」を載せることで、電源を確保できない状況でも充電することができるというのも大きな特長だ。

画像: コンセントで充電できる

コンセントで充電できる

エネバイの発売開始は2024年春が予定されているが、2023年10月に東京ビッグサイトで開催される「危機管理産業展2023」にて一般に初公開される。

This article is a sponsored article by
''.