トムスが運営する、実車とVRの両方を楽しめるアトラクション施設
シティサーキット東京ベイは、レーシングカートの国内最高峰大会「全日本カート選手権」でEV部門の車両開発を手掛けるトムスが専用に開発したEVレーシングカートとシミュレーターを使用する。屋外だけでなく屋内コースも併設され、本格的な都市型レーシング体験とVRなどによるe-Motorsportsが体験可能になる。
屋内コースでは、プロジェクションマッピングなど新技術を活用した今までにないドライビング体験が演出されるほか、キッチンカーによる飲食、ラウンジやサウナなどの併設も計画しており、モータースポーツのファンからファミリー層までが一日中楽しむことのできる空間に仕上げられるそうだ。
屋内コースに加えてサウナも併設されるので、一日中楽しめる
場所は複合施設「パレットタウン」跡地の一部で、現在再開発が進む東京臨海副都心エリアに位置している。EVカートは「静音」で「排出ガス無し」、さらに「デジタル制御」という特性を持つことで、今までは郊外という立地に限られていたサーキットを都市部に作ることが可能になった。
利便性の高い立地で、なおかつ夜間の営業が可能なことで、インバウンド観光や夜間観光（ナイトライフ観光）に適したものになるだろう。
今後の展望
また、今後の展望としては、ゲーム、映像、音楽、メタバースなどあらゆるテクノロジーを取り入れ、eスポーツとのデジタルツインを推進することで、一層革新的なエンターテインメント体験を提供していくとのことだ。
さらに、EV、AI、デジタルツインなど次世代モビリティ技術の実証実験から社会実装までを行うことのできるエコシステムを構築し、テクノロジーを活用した新たなモビリティライフによるウェルビーイングの向上、EVを用いたサステナブルな社会の実現など、EV専用サーキット施設ならではのSDGsへの貢献も目指しているそうだ。
■施設概要
所在地：東京都江東区青海1丁目3
施設名称：CITY CIRCUIT TOKYO BAY
敷地面積：約11,000平米
収容客数：約1600人
開業時期：2023年10月（予定）
土地賃貸：森ビル株式会社
設計・施工：株式会社淺沼組
共同企画：株式会社乃村工藝社
建物所有／運営：株式会社トムス
