GMとの共同開発モデル
ホンダは2040年までにグローバルでのEV・FCEV販売比率を100％とする目標を掲げ、各地域の市場特性にあわせたEVの投入を進めている。今回、「Monterey Car Week（モントレー・カー・ウィーク）」で公開されたZDXは、アキュラブランド初のEVとして、同じく2024年に発売を予定するHonda「PROLOGUE（プロローグ）」とともに、カーボンニュートラル実現に向けた北米の電動化戦略を力強く加速させるモデルとなる。
Type Sグレードも用意され、走りを楽しむことができる仕様に仕上げられている
ZDXは、GM（ゼネラルモーターズ）の「Ultium（アルティウム）」バッテリーを搭載したGMとの共同開発モデル。昨年に発表された今後のアキュラデザインの方向性を示したデザインコンセプト「Acura Precision EV Concept（アキュラ・プレシジョン・イーブイ・コンセプト）」を具現化する最初のモデルである。
102kWhのバッテリーを搭載し、航続距離はEPA（米国環境保護庁）が定める基準で300マイル（約482km）以上を目指すほか、"Type S" グレードも用意され、最高出力約500馬力を生み出す高出力モーターを搭載するなど、AcuraのSUV史上最速、かつパワフルな走行性能を備えたグレードに仕上げられる。
充実の装備
車載向けコネクテッドサービス「Google built-in（グーグル・ビルトイン）」をアキュラ車として初めて標準搭載したほか、パワフルで没入感のあるオーディオ体験を提供する「Bang & Olufsen（バング・アンド・オルフセン）」のサウンドシステムを初採用するなど、充実の装備によりスマートで洗練された車内空間が提供される。
コネクテッドサービスやサウンドシステムも次世代SUVに相応しいものが装備される
またホンダは同イベントにて、アキュラの次世代ハイパフォーマンス・スポーツEVデザインの方向性を示す「Acura Electric Vision Design Study（アキュラ・エレクトリック・ビジョン・デザイン・スタディー）」を映像で公開。刺激的な性能を予感させる力強いプロポーション、印象的なネオングリーンの灯体など、アキュラブランドのコアとなる価値である「Precision Crafted Performance（プレシジョン・クラフテッド・パフォーマンス）」の将来のEV時代に向けた進化の方向性を表現している。
