EV(電気自動車)を購入するのであれば、自宅駐車場で充電を行うことが基本となる。そこで気になるのが電気料金だ。これまでエンジン車であれば、燃料であるガソリンは、給油のつど、ガソリンスタンドで支払っていた。しかし、EVを自宅で充電するとなれば、その費用は月々の電気料金として請求されることになる。そこで今回は、自宅でEVを充電するにあたり、家庭の電気料金の仕組みを説明しておこう。

ライフスタイルに合わせてプランを選択

EVを購入して、自宅で充電を行うとなれば、この電気料金に充電のための費用がプラスされることになる。たとえば日産「リーフ」であれば、その電費は155Wh/km。月に500kmを走るのであれば、77.5kWhの電力が必要だ。スタンダードプランで月に200kWhを使う家庭であれば、EVの使用する電力分は1kWhあたり36.6円に相当するだろう。つまり、2836.5円となる。これは月々の電気料金に追加されるのだ。

ただし、EVの充電時には大容量の電力が使われるため、EVなしのときよりも基本の契約を20A以上大きくしておく必要がある。これをしないと、充電すると、すぐにブレーカーが落ちてしまい、充電どころか生活にも支障をきたしてしまうのだ。

また、東京電力には、EV向けのプラン「夜トク」も用意されている。これは夜の電気料金を引き下げ、そのかわりに日中の料金を高くするというもの。夜間に使用する電力が大きいほど、お得になるというプランだ。

ちなみに東京電力では2種類があり「夜トク8」で昼間42.8円/kWh、夜間23時〜午前7時で31.84円/kWh。「夜トク12」の場合は、昼間44.36円/kWh、夜間21時〜午前9時で33.53円/kWhとなっている。

夜間の充電する頻度次第では、あまりお得にならない可能性もあるので、契約するときは、しっかりと計算して確認してからにしよう。

今回、紹介した東京電力のプランは、あくまでも基本中の基本となるもの。それ以外の数多くの電力小売り業者にも、さまざまな電力プランが用意されている。その中には、もちろんEV向けのプランもある。自身の利用実態に合わせたプランを選ぶことで、お得にEVを充電することも可能となるはず。まずは、どのようなプランがあるのかを探してみよう。(※料金などの数値はすべて2023年7月下旬時点でのもの)。

●著者プロフィール
鈴木 ケンイチ(すずき けんいち)1966年生まれ。國學院大学経済学部卒業後、雑誌編集者を経て独立。自動車専門誌を中心に一般誌やインターネット媒体などで執筆活動を行う。特にインタビューを得意とし、ユーザーやショップ・スタッフ、開発者などへの取材を数多く経験。モータースポーツは自身が楽しむ“遊び”として、ナンバー付きや耐久など草レースを中心に積極的に参加。

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