近年、電動アシスト自転車は普及が進んでいるが、利用したことがないとどれほど “ラク” なのかがイメージしにくい。そこで、電動アシスト自転車未経験の筆者が、シェアサイクリングサービスの「ハローサイクリング」で実際に使用した感想をレビューしてみた。

利用方法

まずは自転車を予約する

スマホアプリ上のマップから、借りたいステーションをタップして選択する。この時、貸し出せる自転車がない場合は薄いグレーの表示がされており、在庫がないことがわかりやすくなっている。

次に、どの車体が良いか選択する。ここで注意したいのが、バッテリー残量である。各車体の表示には電池マークが表示されているのだが、よく確認せずにうっかり電池残量がないものを選択してしまうと、ただのおもり付き(バッテリー)自転車を借りることになる。

また、自転車の機種が2種類あり、後輪ロックが白い旧型と黒い新型から選択できる。電動アシストの性能含めたスペック自体はどちらも同じなのだが、貸し出し・返却の際の利便性が大きく異なるので、黒い新型がおすすめである。

画像: 車体選択画面

車体選択画面

(番外編)黒い後輪ロックの新型車両をすすめる理由

従来型である白い後輪ロック車の方は、アプリで予約して暗証番号を取得し、この番号をハンドル部分にある機械に入力して利用開始する。この時、まず機械の電源ボタンを押して起動し、言語を「英語」「日本語」から選択した後で、暗証番号を入力するというステップを踏むため、手間がかかり、この作業だけで30秒から1分程度時間がかかってしまう。

一方、黒い後輪ロックの新型車は、アプリ上で利用開始できるほか、QRコードを読み取っての利用開始もでき、端末にいちいち入力する必要がないので、とにかく早くてラクなのである。黒いロックの機種がステーション在庫にあるなら、ぜひこちらを選択してほしい。

予約の決定

車体の選択をすると、予約と利用料金プランの詳細、決済方法等が確認できる画面が表示される。キャンペーンなどでクーポンを保持している場合は、この時にクーポンを利用するかしないかを選択する箇所があり、デフォルト状態では、クーポンを利用しないにチェックが入っているため、必ずクーポンを選択してから予約する必要がある。

画像: クーポンがある場合、予約段階で適用する必要がある

クーポンがある場合、予約段階で適用する必要がある

予約が完了すると、30分間その車体がキープされるのでその間に他の人に取られてしまう心配がない。黒い後輪ロックの車体は、予約しなくとも現地で直接QRコードを読み取って即利用開始することもできるが、ステーションによっては、ユーザーが多く、予約しないとあっという間に在庫がなくなってしまう場所もあるので、早めに予約しておく方が良いだろう。

ちなみに、たとえ30分以内に利用開始できなかった場合でも、自動的に予約がキャンセルされるだけで、勝手に課金されたりすることはないので安心だ。

利用開始

予約したステーションで無事にロックを解除できたら、いよいよ利用開始である。この際も注意点があり、電動アシスト機能は左のハンドル持ち手部分にある、オレンジの電源ボタンを押さないと作動しない。

電源を入れると、日中は見づらいが液晶画面の左側に現在のアシストレベル、真ん中にバッテリー残量の表示、下に前方ライトのオンオフ状態が表示される。アシストレベルは、端末の左にある緑色のアシスト調整ボタンを押すことで変更できる。

画像: アシスト状況の表示・管理ができる

アシスト状況の表示・管理ができる

右のハンドル持ち手部分には、3段のギアがあり、ひねるとで好みのギアを選択できる。電動アシストレベルを最強にすると、かなり強力に漕ぐことができるため、基本的に一番はやく進むことができる3段を選択すると良いだろう。

また、利用開始時に、返却先のステーションをあらかじめ指定しておくと、スムーズに返却できるので、アプリ上で選択しておこう。

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