電気自動車、電動キックボード、電動バイクなど、多様な電動モビリティの大展示会「BICYCLE - E・MOBILITY CITY EXPO 2023~自転車・電動モビリティまちづくり博~」で、気になった乗り物をいくつかピックアップしたので紹介しよう。
その他のユニークなモビリティたち
ICOMA TATAMEL BIKE
2023年5月5日に発売開始したばかりの、たためる電動原付バイク「TATAMEL BIKE」は、サイドパネルの交換で好みのデザインにカスタムでき、たたんでスーツケースのような形状にして持ち運ぶことができる。
自宅のコンセントで簡単に充電可能で、机の下にも入ってしまうトランクケースサイズによりどこでも駐車できて、 どこでも充電できるため、通勤にも使える画期的な商品である。
駐輪ラックで充電できるサブスク型電動アシスト自転車
先ほどの燃料電池式電動アシスト自転車と同じ会社の製品で、駐輪ラックでワイヤレス充電可能なものがあった。サービスの概要としては、月額5000円で利用できるレンタルサイクルで、一人に専用の一台が割り振られる形式となっており、駅前やマンション前の提携駐輪場が追加料金なしで利用できる便利なサービスだ。
一番の目玉は、駐輪ラックのワイヤレス充電機器により、駐輪するだけで勝手に充電される機能で、これにより充電の手間がかからず気軽に利用可能なモビリティサービスとなっている。
老若男女に大人気!?電動車椅子「RODEM」
てんとう虫のような可愛らしい見た目の電動車椅子「RODEM」は、車椅子からそのまま乗り込めるように最適化された設計であるため、車椅子としては珍しい馬乗り型のシートが特徴的となっている。そのため、設計段階では車椅子ユーザー向けのモビリティであったが、大人から子供まで楽しく移動できるアクティビティ性が生まれた。
12km/hのミニカー規格仕様と6km/hの車椅子規格仕様があり、車椅子仕様は免許不要、かつ歩道走行が可能で、観光地における子供も利用できるラストワンマイルのモビリティとしてのニーズが高まってきているそうだ。
ちなみに、その場で回転可能なオムニバスホイールにより、狭い場所での旋回も難なくこなせることから、歩行者と共存したモビリティとして発展することに期待したい。