音楽、映像、雑誌やマンガの購読など、利用する人が激増しているサブスクリプションサービス。所有するのではなく、利用する権利に対価を支払うことが当たり前になってきた。クルマの世界にも、そんな新たな波が押し寄せている。そんな時代の変化に対応して、ステランティスジャパンが発表したのが「First Ride(ファースト・ライド)」だ。(タイトル写真は「アルファ ロメオ トナーレ」)

ジープ/フィアットの好評を受けて新たに4ブランドに導入

今回、ステランティスジャパンが始めたのは、「アルファ ロメオ」、「プジョー」、「シトロエン」、「DSオートモービルス」といった同社が国内展開する欧州の名門4ブランドを、より身近に堪能できるサブスクリプション型リースサービス(以下、サブスク)だ。

すでに2023年5月1日より全国の正規ディーラーで取り扱いを開始している。ちなみにステランティスジャパンは、すでにジープとフィアットブランドにおいて、サブスクおよび個人向けメンテナンスパッケージリースを展開している。その好調を受けて、今回、4ブランドにもその対象を広げたというわけだ。

クルマを一定期間、使用料金を支払って利用するサービスと言えば個人向けリースを思い浮かべる方も多いかもしれない。どちらもクルマを愛車のように一定期間借りる点では同じだ。とは言え、サブスクとリースではサービスの細部がいろいろと異なる。

「First Ride」では、頭金や税金の支払い、契約期間中の整備点検費用は月々の定額利用料に含まれている。さらに年齢や保険等級を問わない任意自動車保険(20等級相当のレンタカーフリート保険)がセットとなっており、車両保険や万が一の際に発生する弁護士費用、ボディやガラスの損傷やタイヤ交換費用もカバーする手厚いプランとなっている。

契約時にディーラーオプションを追加して、月々の支払額に加えることも可能だ。つまり、燃料代や駐車場代などを除き、あとは月額使用料の支払いのみで欧州名門ブランド車とのカーライフを満喫できるのだ。

「First Ride」の契約期間は3年または5年間。契約満了後は、車両は正規ディーラーに返却する。また、契約期間中に何らかの事情でクルマが不要になった場合には、初度登録日の翌月から6カ月ごとの更新月に清算金を支払うことで、早期に契約を終了することもできる。

カーリースの「Flat Ride」もスタート

【First Ride支払例/プジョーe-208GT:5年契約(60回払い・消費税込み)】
月々94,600円 
頭金なし、ボーナス加算なしの場合(※令和4年度補正予算補助金の適用から試算)
※e-208GTはEVなので各種税金の優遇やCEV補助金を反映して月々の支払額が計算される。CEV補助金の申請は、ジャックスリース(株)が代行するので契約者自身による面倒な申請は不要。

画像: EVの「プジョーe208GT」は月々94,600円で乗ることができる。

EVの「プジョーe208GT」は月々94,600円で乗ることができる。

なお、「First Ride」のサービス開始にあわせて、前述の4ブランド車による個人向けカーリースの「Flat Ride(フラット・ライド)」も提供を開始した。任意自動車保険を除く、クルマにかかる費用を含んだ5年間月々定額支払いの個人向けメンテナンスパッケージリースとなり、こちらは月々の支払額を抑えたいユーザーに向けたサービスとなる。

「First Ride」は個人向けリースなので、任意保険は利用者が加入しなければならない。また原則として、リース期間中の途中解約はできない点にも注意が必要だ(「First Ride」は5年間)。一般的な個人向けリースはメンテナンスにかかる費用も利用者負担となるファイナンスリースだが、「First Ride」は整備費用などが含まれるメンテナンスパッケージリースである。

つまり、「First Ride」との最大の違いは任意保険に自分で加入するか否か。ほかにも細部に渡って違いはあるので、詳しくは下記のブランド別URLから確認してほしい。

■サブスクリプション型リース「First Ride」
Alfa Romeo First Ride
Peugeot First Ride
Citroen First Ride
DS First Ride

■個人向けパッケージリース「Flat Ride」
Alfa Romeo Flat Ride
Peugeot Flat Ride
Citroen Flatt Ride
DS Flat Ride

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