世界規模のユーザー基盤を活かし、京急電鉄沿線への新たな人流を創出
Limeは、世界5大陸・約30カ国で電動マイクロモビリティのシェアリングサービスを展開しており、グローバルで高い利用実績を有している。そのために外国人会員が多く、また同社のアプリは国外でインストールしたものを日本国内でもそのまま使用できることもあって、訪日観光客の利用が進んでいる。
一方の京急電鉄も訪日観光客の利用者数が多いという点で共通する。羽田空港や成田空港に直通し、東海道新幹線への乗換駅である品川駅へのアクセスに優れているなど、国内外からの移動の起点として高い利便性を有しているのだ。
こうした交通結節点を抱える京急電鉄の沿線にLimeのポートを設置し、訪日旅行者らが沿線エリアを回遊できる新たな移動手段を提供することにより、沿線地域への外国人観光客の流入や地域経済の活性化を促進することが、今回の連携の主な目的だという。
ポート設置の第1弾は青物横丁駅。今後、段階的にネットワークを拡大

青物横丁駅、正面出入り口脇に新設されたLimeのポート(画面左側)。駐車スペースは3台分が確保されている。
今回の発表に先立つ2026年1月8日、Limeは京急電鉄との連携事業の第1弾として、京急本線・青物横丁の駅前にLimeのモビリティポートを開設した。

青物横丁駅の立地特性。近接する品川シーサイド駅、大井町駅はいずれも1km以内の距離にあり、また青物横丁駅が、京急電車の普通・急行・特急の3種別が停車する主要駅でもあることが、同事業初のポート設置駅として選ばれた理由だという。
青物横丁駅は、東京都臨海副都心方面や大井町方面へのアクセス拠点として、重要な交通結節点に位置しており、また周辺にLimeのポートも数多く設置されているために、最初の設置地点として選定されたものと推測される。

6台分の駐車スペースを有する、サンクレスト南品川・敷地内のポート。これまでは本ポートが、青物横町駅に最も近い距離にあるポートであった。
これまで、同駅最寄りのLimeポートは駅から約300m離れたサンクレスト南品川の敷地内だったが、今回新たに駅前に拠点が設けられたことで、周辺エリアへの回遊性が高まっており、駅商圏の拡大や沿線滞在時間の延伸といった効果も見込まれている。
両社は3月中の梅屋敷駅および京急蒲田駅へのポート設置を予定しており、今後段階的に京急電鉄沿線におけるモビリティネットワークを拡充していく構えだ。
Lime青物横丁駅前ポート 概要
■住所:東京都品川区南品川3-1-20(京急電鉄 青物横丁駅隣接)
■開業:2026年1月8日
■設置車両:3台(着座式電動シートボード「Limeラクモ」)
■料金:最初の15分が90円、以降1分ごとに20円加算






