文:スマートモビリティJP編集部
▶▶▶写真はこちら|エバーブルーテクノロジーズ「SRD-F11A」(画像4枚)
遠隔操縦の除雪ドローンが自動操縦に進化
エバーブルーテクノロジーズは、RTK-GNSS(衛星測位データと基準局の位置データを併用することで、測位誤差を数cmに抑える技術)による自動走行に対応した2027年モデルの除雪ドローン「SRD-F11A」を発表した。

自動走行に対応した除雪ドローン「SRD-F11A」
SRD-F11Aは、従来のプロポ(≒遠隔操作用のコントローラー)による手動操作を維持しながら、あらかじめ設定したルートや作業エリアに沿って自動走行できるモデルだ。オペレーターは目視可能な範囲で作業を監督し、必要に応じてプロポから手動操作へ切り替える。
自動走行では、RTK-GNSSを使って機体の位置を確認しながら、設定済みのルートや作業エリアに沿って走行する。吹雪や強い太陽光による乱反射など、カメラやセンサーが誤動作する可能性がある環境を想定し、カメラなどで周囲を認識して判断する自律走行ではなく、RTK-GNSSによる自動走行と人による目視確認を組み合わせた方式を採用した。

カメラやセンサーは非搭載。RTK-GNSSとオペレーターの目視による安全確認で運用する。
自動走行のキーとなるのは、自動化ユニット「ebNavigator」と専用Androidアプリ「ebConnect」だ。「ebNavigator」は、デュアルアンテナを搭載し、GNSSによる走行制御を担う。「ebConnect」は、作業エリアや走行ルート、現在位置、車体の状態などを設定・確認できる。
自動走行への切り替えはプロポから行い、必要な場合は手動操作へ戻せる。また、NTRIPネットワークサービスにも対応しており、モバイル通信エリア内ではRTK-GNSSによる高精度な位置情報を利用できる。

Androidアプリ「ebConnect」の画面。簡単にルート設定できる。
発売時期は2027年1月頃を予定しており、認定代理店を通じて販売するほか、レンタルにも対応する。対象は企業、自治体、道路管理者、空港、施設管理事業者などの業務用途で、従来の遠隔操縦モデルも販売継続される。
SRD-F11Aは、同社が進める陸上ドローン向け自動走行技術の第1弾と位置付けられている。今後は除雪での実用化を起点に、草刈り、集球、巡回など、繰り返し走行を伴う屋外作業への展開を進める方針だ。
おすすめ関連記事
【関連記事】自動運転バスの現実に迫る
【関連記事】世界初の自動運航船に潜入してみた
【関連記事】自動運転バスに乗ってみた
【関連記事】約50万円で買える免許不要のミニEVに乗ってみた





