2026年4月、京都府福知山市は、下水汚泥を固形燃料化する「汚泥有効利用施設」を供用開始する。同施設の稼働により、温室効果ガス排出量を68%削減、リサイクル率100%を達成できる見込みだ。

汚泥の資源化が進む

京都府福知山市が、下水汚泥を固形燃料として再資源化し、石炭の代替燃料として活用する「福知山終末処理場汚泥有効利用施設」を整備した。2026年4月の供用開始に向けて総合試運転を終え、3月17日に竣工式が開催される予定だという。

画像: 汚泥処理棟と消化槽、ガスホルダ。

汚泥処理棟と消化槽、ガスホルダ。

従来、福知山市では下水汚泥を焼却処理し、発生する焼却灰を埋め立て処分してきた。新施設は汚泥受入設備や汚泥消化設備、固形燃料化設備などを備えており、これまで処理区ごとに分散して処理していた下水汚泥をすべて福知山終末処理場に集約。汚泥から1日あたり2.7トンの固形燃料を生成し、火力発電所での石炭代替燃料として売却する。

画像: 汚泥有効利用施設フローシート

汚泥有効利用施設フローシート

この施設の稼働によって、温室効果ガス排出量は従来比で約68%削減され、下水汚泥のリサイクル率は100%となる。また、汚泥処理過程で用いる燃料を、化石燃料から福知山市内の刈草や剪定枝を原料とした木質ペレットに変更することで、27%の燃料コスト削減と脱炭素化の推進にもつながる見込みだ。

【概要】福知山終末処理場汚泥有効利用施設
所在地:京都府福知山市字荒河123
施設構成:汚泥等受入設備、汚泥貯留設備、汚泥濃縮設備、汚泥消化設備、汚泥脱水設備、固形燃料化設備
生成量:固形燃料2.7t/日
建築物:汚泥処理棟(地上2階)、汚泥受入棟(地下1階、地上2階)、炭化炉室棟(地上4階)
延床面積:1,103.30平方メートル(汚泥処理棟489.97平方メートル、汚泥受入棟446.14平方メートル、炭化炉室棟165.19平方メートル)
事業費:約65億円
財源:国庫補助金=下水道リノベーション推進総合事業、下水道脱炭素化推進事業/企業債=下水道事業債、脱炭素化推進事業債
事業期間:2022年1月12日~2026年3月31日
供用開始:2026年4月~

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