2026年3月5日、東京都杉並区とブリヂストンは、空気充填のいらない次世代タイヤ「AirFree(エアフリー)」を装着したカート型グリーンスローモビリティの公道走行実証を開始した。

パンクしないタイヤ「エアフリー」で公道を走行

ブリヂストンの「AirFree(エアフリー)」は、空気の代わりにリサイクル可能なスポーク形状の熱可塑性樹脂で荷重を支えるエアレスタイヤ。パンクの心配がなく、資源生産性の向上とメンテナンスの効率化を実現しているほか、青色のスポークにより薄暗い時間帯における視認性が高められている点も特長である。

画像: エアフリーは被視認性にも優れた設計をしたエアレスタイヤ。

エアフリーは被視認性にも優れた設計をしたエアレスタイヤ。

そんなエアフリーのミッションは「地域社会のモビリティを支える」こと。高齢化や過疎化、労働力不足といった地域交通課題の解決策として注目されているグリーンスローモビリティへの導入は親和性が高く、優先導入ターゲットに設定されているようだ。

すでに2025年12月には富山市においてエアフリーを装着したグリーンスローモビリティの公道実証を行っており、今回の杉並区との共同実証は2例目となる。

画像: 停留所にて乗客を待機中のグリーンスローモビリティ。

停留所にて乗客を待機中のグリーンスローモビリティ。

杉並区役所の担当者によると、リサイクル可能な素材により資源の有効活用や廃棄物削減に寄与すること、パンクしないことで運行継続性が高まること、視認性向上による安全運行が確保できることといった効果に期待しているという。

2026年中の社会実装が目標

ブリヂストンは、エアフリーを2026年に社会実装する計画を発表している。製品の技術的な課題はほぼクリアしており、パートナー企業と本格導入に向けた交渉を詰めている段階にあるようだ。

今回の実証においても、数日に一度タイヤの状態を確認する程度で、運行ごとに詳細なデータ検証をする必要はないとしている。

画像: 実際に走行する様子。

実際に走行する様子。

エアレスタイヤが全国のグリーンスローモビリティを中心に本格導入されると、「タイヤ=黒」や「タイヤ=パンクするもの」という概念がなくなり、将来において従来型タイヤを置き換えていくことになるのかもしれない。

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